こんにちは。


柴犬マエストロです。





(ある日)



柴マエ「何や、知らん番号から電話きてるやん。数年前までは普通にかけ直してたけど、変な電話の可能性もあるから、今回はネットで検索かけたろ!」


結果。



発信元:交番



ファッ?!  ポリスメンがチョリスメン!?!?


しかも、家からめっちゃ離れたとこの交番。  何故?
なんか怖いけど、今後の自身の安全と安心のためにかけ直したろ!



プリュリュリュリュ……………



(チョリスメン♀)「はい、ドイプー交番ザマス」

柴マエ「先ほどお電話いただいてた柴マエと申しますやで」

(チョリスメン♀) 「しばしお待ち下ザマス」


(チョリスメン♀) 「あなた、柴田真紀さんザマス?」

柴マエ「そうやで」

(チョリスメン♀) 「あなたの自転車が、ドイプーモールの駐輪場に三ヶ月ぐらい放置されザマス。それで盗難云々かもでお店からお電話かかってきたので、防犯登録の番号を照合して調べたザマス」


なるほど。話は理解できたが、しかし、世には不思議なことはあるもので。


ワイの自転車が見つかったといいつつ、その実、


柴マエ「ファッ?! ワイ今日、自分の自転車(ゴールデンレトリー号)乗ってきてんで!










これは事件の臭いがする。


ワイの自転車がいますぐ確認できる距離にある中で、遠く離れた名も知らぬ土地の一角にワイの自転車が放置されてるとはこれ如何に。


その後、「やんや」「うんや」とチョリスメン♀と推理合戦した結果、驚きの事実が浮かび上がる。

実は、柴マエが凍狂にいた時、家にいた家族が柴マエのチャリを使い、それを盗まれてしまった。聞くと、車体の色も昔乗っていたその自転車と合致する。ということは、今回見つかったのは恐らくその自転車だろう。


ただし田村まさし。





(チョリスメン♀)「盗難届出てないから、こちらで車両移動できないザマス」


つまり?


(チョリスメン♀)「そのお店の住所と次長のTEL教えるから取りに行って下ザマス」






マジェスティック!?!?


ぱああああぁ───────────


まじで言ってんの!?
そんな、近くに電車の駅もないような遠いところまで取りに行かんなんの!? マジンガーがオジンガー!?


てかそんなん廃棄でええやろ! 廃棄廃棄! 所有権放棄!!!


大体こっちは盗まれた側でふんふんふんがああああああああぁ










と後でゴネときゃ良かったと思いました。




つまり?




柴マエ(まあ、盗難届出してないししゃあないか)



柴マエ「相わかった」









柴マエ「なんかいっつもこんな感じやなあ」





~数日後~


電車とバスを乗り継ぎ、未開の土地にたどり着く柴マエ。次長に電話する前に駐輪場をちらりと覗くとー?



チラッ



………………。






あ。(察し)





あった。


ありましたわ。


正真正銘、数年前に柴マエが乗り回してたチャリンコですわ。かごの中に一ヶ月前の惣菜のゴミが入ってますわ。鍵も壊された跡(工具を使って解錠された後、また施錠された状態))があって、タイヤもパンクしてますわ。どうみてもこのまま乗って帰るのは不可能ですわ。




……………。




あえて言おう。




その発想はなかった。



↑乗って帰る気満々だった。


そうだよなあ。放置されてるってことは、そういうことだろうなあ。


どうすっかなあ、と気落ちしながらとりあえず次長とやらに電話。


プゥロロロロオ…………………



柴マエ「ワイや。いま入り口におんで」



~1分後~



店長「ども。これが件の自転車っすわ」


柴マエ「確かに、数年前にワイが乗ってたチャリですわ。んん? 鍵が壊された後がありますね。一応家にあったのを持ってきたんですが」

そう言って柴マエが鞄の中から取り出したもの、それは


家にあった自転車のカギ





そのまま鍵穴に挿入。



するとどうでしょう!





カチッ






(柴マエ)「……………」



(次長)「……………」





あえて言おう。









ワイが乗り捨てたんちゃうからな!


本当にたまたま数年間捨てられずにいたマスターキーが家にあっただけやからな!!!



柴マエ「………じゃあ、乗って帰りますわ。お店で廃棄してもらうとお金も手間もかかっちゃいますもんね。ハハハ……」


次長「はい、どうも」


淡々と店に戻る次長。


そして前輪がパンクした自転車を前に、駐輪場に立ち尽くす柴マエ。




柴マエ「……………………」






これ鍵持ってこんほうが良かったんちゃう?




ぐわあああああああああしっ!



てかハンドルめっちゃ汚いやん! 両手真っ黒やし!



まあええか。
近くの自転車屋で直せばいいし。幸運にも一つだけすぐ近くにあったわ。暑いしさっさと行こいこ。





~10分後~


















柴マエ「……………………」













柴マエ「……………」








長いので次回に続きます。





他の開いてる自転車屋までは徒歩一時間以上かかる魔界村

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