小学生の時の学級会で、クラスメートが心の内をシェアしてくれることがありました。
“みんなからふざけて叩かれるけど、痛くないけど、いやだからやめてほしい”
“いたずらの手紙をもらったけど、こういうのはやめてほしい”などなど。
 
一瞬、場には緊張感が漂うのですが、
担任の先生だったり、クラスメートの何人かが、
まずシェアしてくれた人の気持ちを
受けとめてくれたことで、
 
「自分も同じことをされて嫌だった」とか、
「そんなにつらい想いをしていたとは気づかなかった。
 これからはやめるね」とか、
色々な声が出てきて、
時に収拾つかなくなりそうになったこともあるのですが、
「じゃぁ、私たちはどうしたいか」を
話し合う空気が生まれていきました。
 
“〇〇くんが悪いと思いまーす”などの、
誰かを責める構図に入らずに、
私たちが大切にしたいことに焦点が当たり続けた、
これは、仕合わせるための会議だったと思うのです。
 
仕合わせるための鍵は、想いの共有。
1人の想いや状況を「みんなで」「ありのまま」受けとめる。
知っている人は一部です、となっては、
仕合わせる力のスイッチがONになりにくいのです。
だから「みんな」。
「ありのまま」を受けとめるには、時に勇気が必要ですが、
1人では難しい時も、みんなで力を合わせて受けとめる。
小学生にもできた、小学生だからできた、
どちらでしょうか。
 
大人になった今でも、あの小学校の学級会から学ぶことは沢山あるなぁと、改めて感じます。
みんなに居場所がある、それが大切♪
 
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
どうぞお元気でお過ごしくださいね!
 
〈ライター:斉藤知江子