木には、それぞれ色々な特徴がありますが、昔からその性質に合わせて様々な使われ方をしてきました。

それぞれの特徴を見抜く力、活かす力、どれをとっても昔の人の仕合わせる知恵はすごいですね。

2019711日に放送されたNHK「日本人のおなまえっ!」で、

木の特徴と使われ方が紹介されていました。見ながらメモしましたので、抜粋してご紹介します。

 

【柳は天然のコンクリート】

細かいヒゲ状の根を広く張り石を巻き込んで育つこと、また水中でも育つので、昔から川の堤防に使われた。

命を守る木で、しあわせを運ぶ木で、もまれても苦もなく育っていく。

 

【松は日本の灯り】

簡単に火がつき、炎が長持ち。松は日本人の「時間」を長くした。

松を炭にすれば普通の炭にはない大きな空洞ができる。

その空洞のおかげで1300度の高温を作ることが可能になった。

日本刀は松炭があったからこそできたもの。

松は厳しい環境でも育つので、海岸防風林、防災林として人々を守ってきた。

 

【樫は自由への革命の立役者】

鉄製農具の柄として使われ、折れずに厳しい作業に耐えた。

鉄製農具が安くなったとき、折れない樫の柄があったおかげで、農民が地主から独立でき、搾取から解放された。

2センチ厚に切った木で、堅さを調査した実験において、

杉は5トン、松は7.5トンのプレッシャーで折れたが、

樫は16トンでもビクともせず、機械の限界で実験はそこで中止せざるを得なかったという。

さすが“木偏に堅い”と書く樫の木ですね。

 

【楠は天然の樟脳(防虫剤)】

昔、祖母や母がたんすに着物をしまう時には樟脳を一緒に入れていました。

その独特の香りは楠から来ているのです。だから、仏像は楠で作られたものが多いのだとか。

 

【杉は直の木(すぐのき)】

杉の年輪はまっすぐ。

ということは、割った時もまっすぐ割れるので、桶を作れば接着剤も使わないのに水が漏れない。

しかも軽い。室町時代までは水などを運ぶ桶は壺やかめだったが、とても重くて持ち上がらない。

そこに杉で作られた桶が登場し、運搬革命となった。

 

いやぁ、素晴らしいですね!

自然も人も、元々持っている性質を活かし合って、仕合わせあっていきたいものです。

台風の被害にあわれた方には、お見舞い申し上げます。

暑い日が続くようですが、どうぞお健やかにお過ごしください。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

 

〈ライター:斉藤知江子