今朝、何げなく心の中で「ちいさい秋」の歌を歌っている自分に気づきました。

ちいさい頃に習った童謡ですが、

3番の歌詞、ご存知ですか?

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だれかさんが だれかさんが

だれかさんが みつけた

ちいさい あき ちいさい あき

ちいさい あき みつけた

むかしの むかしの かざみの とりの

ぼやけた とさかに はぜのは ひとつ

はぜのは あかくて いりひいろ

ちいさい あき ちいさい あき

ちいさい あき みつけた

 

サトウハチロー作詞 中田喜直作曲 1955年発表

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「はぜのは」とあるのは、櫨(はぜ)の木のことです。

櫨は秋になると真っ先に色づく木で、オレンジ色からやがて鮮やかな深紅に色づきます。

その様は、俳句の世界で「櫨紅葉(はぜもみじ)」という晩秋の季語になっています。

 

何げなく心で口ずさんだ歌をあらためて調べてみると、その歌詞が意外と悲しげな内容で驚きましたが、

ふと“秋だなぁ”と感じた時に、その気分にぴったりの季節を歌った、いわば季節に仕合わせた童謡があることは、実はとても豊かなことだなぁと思います。

 

皆さんにとっての「秋の歌」は何ですか?

今日も心と身体に仕合わせて、お健やかにお過ごしください。

〈ライター:斉藤知江子