花材はシロシキブ、ケイトウです。
 
ムラサキシキブもよい季節ですが、珍しいシロシキブと赤いケイトウをお祝い向けにいけました。
大きく広がった枝を絡め、赤を差すとさながら水引のように。
 
日本人にとって、紅白はめでたさの象徴。
水引があると、途端にめでたさを感じるから不思議です。
 
四季折々の多種多様な日本の花木、まだまだいけたことのない花材がたくさんあります。
お祝いの演出は、祝う側、祝われる側の思いと季節との仕合わせで、数知れないほどのコラボレーションが待っているに違いないと思うと、これからのお花との出逢いが楽しみで仕方ありません。
 
いつもご覧くださりありがとうございます。
 
〈いけた人・文:松尾 柳竹〉