つづきです。
前回の6種類のお薬は、現在、体の中にがんが存在している場合、その薬を使っていいけれど、手術で取り切れていると判断される場合は使えない。
それが、近々StateⅢからの術前・術後療法にオプジーボが使用出来るようになるようです。これは大きい前進ですよね。先生も仰ってましたが、手術不可能の状態だったのが術前療法によって手術で腫瘍を取り切れるようになるかもしれない。術後療法で再発リスクが飛躍的に低くなるかもしれない。動向を見守りたいです。
あとは箇条書きですが。。。
分子標的薬の話
・分子標的薬は、2種類を組み合わせることで耐性ができる期間を延ばせる。年単位も。
・副作用は熱とか心臓の異常値など
・エンコラフェニブ+ビニメチニブというのが使えるようになるようですが、すっごい効果が高い模様。75%とか。
免疫チェックポイント阻害薬の話
・ゆっくり効くわけだが、その患者に効果があるかどうかの判断は3か月(8.9回)くらい様子をみる模様。
腫瘍が大きくなった後に小さくなることもあるので、すぐ判断するのは早計。とはいうものの、他に使える薬も限られているので慎重に判断するしかない、とも言える、と。
・ヤーボイは4回投与で終わりだが、効き目は10年ある。効く人の割合は10%くらい
・オプジーボとキイトルーダは内容がほとんど一緒。コカ・コーラとペプシくらいの違い。
初めての薬物治療の方で40%、2回目の方で30%くらい聞効く。
・副作用は20~30%くらいの方にある。
・白斑が出る方に効果がよく現れる。
・オプジーボ+放射線。ヤーボイ+放射線。放射線との組み合わせの相乗効果が高い。
・オプジーボ+ヤーボイなど、免疫チェックポイント阻害薬の組み合わせも効果が高い。
ただし、副作用も大きく、3割くらいの方ができない(or、3割くらいの方しかできない。うろ覚え)。そして、できた方でも7%くらいの方が続けることが出来ない。
・オプジーボの副作用 糖尿病、皮膚障害、筋肉の炎症 28週(5か月くらい)で副作用が出るケースもあるからずっと気を付けて見ていく必要あり。
・一番良いと思われる投与。オプジーボ→ヤーボイ→オプジーボ(ヤーボイを挟むことで、オプジーボが効くこともある。
・術後療法については、術後1年以内に受けるのが望ましい。
その他のお薬の話
腫瘍溶解性ウィルス(T-VEC、HF110、C-REV?)
メモしたところはこんなくらいです。
先生方は患者以上に病気に真摯に向き合い、仕事を超えた取り組みをされているように感じ、お話を聞いてるだけで勇気が湧いてきました。ありがとうございました。
このような機会を与えてくれた患者会の方々にも感謝致します。
私も自分の人生を一生懸命頑張ろう!