shiatsuaquaplusのブログ

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デュッセルドルフ中央駅近くの日本式マッサージスタジオのブログです。

前回の続きです。

 

 一つ前の記事でも触れましたように、当家の猫は高齢でしたし、今までにも何度か食が細りやせてしまい、そのたびにそろそろ覚悟しないといけないかな、ということがありましたので、火葬業者のウェブサイトも事前に目を通していたのですが、うっかり違うサービスに申し込み支払いまで完了したあとに気付いてその後の手続きの遅延を招いたり、申込用紙に電話番号を間違えて記入していたため、遺灰の引き渡しの連絡が出来ずに営業所の人を困惑させたり、終わってみれば笑い話のようで、落ち着け自分、と思うのですが、当時はやはり動揺していたのですね。

 

亡くなるまえの猫の様子について。

 2020年9月16日の記事に書きましたが、歯が一本抜けたあと、しばらくのちにはまた食欲も戻ってきて、口も触らせてくれるようになった時期がありましたが、その後ふたたび食欲減退となり、体重も最盛時の半分くらいまで落ち、正直なところ年は越せないかな、と覚悟していたのですが、2021年に入るまで頑張ってくれました。

火葬依頼時に営業所の担当のかたに最期の様子を聞かれて歯が抜けてから弱ってしまって、という話をしたところ、歯周病菌が内臓まで回って、心肺機能を弱らせることはよくあるみたいだからそうだったのかもねと言われたので、直接の原因はそれかもしれません。

 歯が抜けてしまってから、自分なりに色々調べてみたところ、最近は猫の歯磨きや歯石取りが広まってきているようでした。私がこの子たちを引き取ったころは、猫の歯磨きはあまり一般的では無かったように思いますが、飼育環境が変わり長生きの猫も増え、お世話の方法の常識も変わってきていますね。

 

 ペットに対する考え方は個々の飼い主さんによって様々ですので、食事を与えない、不潔な環境に置く、暴力をふるう、爪とぎをしないように爪を抜いたり(これアメリカで時々あるらしいです!)等の明らかな虐待行為以外は、飼い方接し方は人それぞれだと私は思います。

 私の場合は、狭いけれども運動は可能な空間のある屋内の住居、飢餓に陥らない程度の食事の提供と可能な限り清潔で充分な個数のトイレの確保、必要に応じての遊び相手と毛並みを整える、等がお猫様にご提案できる内容でした。幸いにも大きなご不満は無かった(こちらが気が付いていない可能性も大いにありますが)ようで、途中で国外に強制連行したにもかかわらず、当時はしばらくお怒りのご様子もありましたがその後も概ね大きな波風は立たずに過ごしてきました。いわゆるシニアの年齢になってからは、骨折や誤飲などの緊急手当が必要な場合以外は、病気や身体の衰えは自然に任せようと決めていました。

正直に言えば、弱って行くのを目の当たりにして、病院に行けば薬を処方してもらったり、注射などでいったん快方に向かうかもしれない、と何度か思うこともありましたが、ほとんど家から出していない環境で、病院に連れていくことによって受けるかもしれないストレス、また、私がもっと長く一緒にいてほしいと思うがために延命するのは飼い主のエゴに過ぎないのでは、自然の寿命に任せると決めたのだから、と、ロックダウンで休業中のため看病の時間が充分にあり飼い主側が望んだ通りのお別れが出来た反面、考えてしまう時間もたっぷりあったのは少し辛いところでした。

 

 振り返ってみれば、まるでお手本のような猫生と旅立ちでした。

 元気だった頃は甘え上手で食事の選り好みもなく、妹(キジトラ)とも仲良く過ごし、大病もせず、弱ってきていても好きなものは喜んで食べ、トイレの粗相も立てなくなるまで全くなく、出来れば最期の瞬間は見送ってあげたいというシモベの希望まで叶えていきました。

 最期の数週間はキャットフ―ドよりも魚を食べたがり、特に程よく焼いた鮭の皮と身が一緒になった部分が好きでした。ちなみにシモベは鮭の皮はカリカリになるまで焼いたのが好みなので、残りを再度焼きなおして美味しくいただきました。

亡くなる直前まで身体にかけていたスカーフやブラウスを洗うことはしばらく出来そうにありません。

 

火葬申し込みの時にやらかした失敗について

 今回お世話になった(そしてたぶん次もお世話になる)Rosengartenには、事前に申し込んで支払いを済ませておくことによって、少し割引を受けられるサービスがあります。

 ペットはまだ健康だけれども、先のことを考えてちょっとお得に利用できるということなのかと思うのですが、支払い完了後14日経過して初めて利用できるシステムです。

 実はこれを普通の火葬申し込みと間違ってしまい、注意書きにも、14日間経過後に充当可能と書かれていたのに読みもせず、一括で支払うから少し割引があるのかな?と都合よく思い込み支払いまでしてしまいました。その後、送金確認後に連絡をくれるのかな、と思っていたら連絡が来ず、こちらから連絡しようと再度書類を読み込もうとしたところ、何かがおかしいことに気付き、友人の手を借りて内容の確認をして発覚しました。亡くなったあとの通常の流れは、前回の記事の通り、支払いは体重確認後に料金が確定したあとになります。

 間違いが判明した後は自分で最寄りの営業所への連絡を行いましたが、お金の処理などでもたつき、亡くなったのが土曜日の朝だったこともあり亡骸を自宅に置いておく日数が思ったよりも長くなりましたので、少し心配になり、冷蔵庫に保管しました。

 その時は「去年冷蔵庫を一回り大きいのに買い替えておいてよかった!」と思ったり、冷蔵庫を開けるたびにご対面できるので、しばらくこのままでもいいかも、と思ったり。

 場所を空けるために中を整理しつつ、肉や魚の切り身を見て、そうか、冷蔵庫はもともと死体保管所だったのか、と気付いてしまったりしました。魚とか普通に丸ごとで冷蔵しますしね。

 

 臨終の間際は写真を撮る気持ちにもなれなかったのですが、死後予定外に長い時間があったので、写真を撮りまくってしまい、自分の猫限定ですが、携帯の写真フォルダが死体写真愛好家のそれになっています。また、いままでは剥製を家に置く人に共感を覚えたことは無かったのですが、自分のペットの剥製を置く人の気持ちはちょっとわかるようになりました。私も亡骸を撫で続けていましたので。もういないと解っていても、そばにいてほしいんですよね、たぶん。

端から見れば動物の死体の写真を撮りまくり撫でまくるとは面妖な...。いや、自分のペット限定なのでどうか多目にみてください。ご理解いただける方、同じようなことをなさったことがある方ももいると信じて告白します。

 

心の準備をする時間は沢山あったのですが、やはりペットロスは来ますねえ。

狭い部屋を無理やり模様替えしたりしてみて、一か月以上経ちましたから大分ましですが、居たはずの場所をぼーっと眺めていたり、写真をいつまでも見ていたりはしばらく続きそうです。

 

もう一匹のキジトラ猫がまだ元気でいてくれることは大きな救いになっています。

この数か月はなかなかかまってあげられなかった上に、いつも通りに二匹でくっつこうとしたら、キジトラ猫は残りのごはんも平らげてさらに大きくなり、重すぎたのかサバトラ猫に嫌がられてしまい、それが何度か続いて、すっかりすねてしまいました。もしかしたら、何か察するところがあって、自発的に遠慮してくれていたのかもしれません。

 一匹と1人になってしまってからできるだけかまい続けて、最近ようやくご機嫌が直ってきたように思います。

 お別れの時もあんまり寂しそうな様子は見せませんでしたが、仲良しでしたから、おそらく二匹の間でちゃんと通じているのかと勝手に思っています。

まあ、一足先に行くからね、あんまり太りすぎないようにね、くらいは言われているかもしれません。キジトラ猫は現在5.2㎏です。あと、不思議なことに、キジトラ猫は子猫のころから、ご機嫌が悪かったりトイレの掃除が間に合っていないと外に粗相をする子だったのですが(ちゃんとできていることもあったので、わざとかな、と言う気がします)、サバトラ猫が亡くなった後は粗相が減りました。それも、あんまりシモベを困らせないように、と遺言があったのかも。大きいほうは相変わらずトイレの外にするとお決めになっているようですが。

 

看病期間はそんなに長くなかったのですが、書き出すと次から次へと思い出してきて止まらなくなります。年単位の介護看病をなさっているかたも多いと思います。私の今回の場合は終わってみれば本当に短くあっという間でした。おそらく誰しもが多少は抱えてしまう、もっと何かしてあげられたのではないか、という思いはあります。でも、亡くなるときにずっと顔を見て声を掛けて腕の中で見送ることが出来て、そうさせてくれたことにとても感謝しています。

キジトラ猫もできれば長く生きてもらって、穏やかにあまり苦しくないように送ってあげられるといいと思っています。

まずは私自身が健康で長生きしないとですね。

まとまりのない長文にお付き合いいだきありがとうございました。

 

3月7日以降できるだけ早く営業再開が可能になり、皆様に再びお目にかかれることを楽しみにしております。

 

写真がなぜか横向きにしかならず修正もできないのですが、昨年12月撮影のものをあげておきます。

どうか安らかに。長い年月を一緒に過ごしてくれてありがとう。心からの愛と感謝を込めて。

 

 

 

 武山