自分は日常デザート的な甘いものはあまり食べない。
嫌いなわけではないが、あえて買って食べようとまでは思わない。
でも目のまえにあれば食べる。
しかしクリームだけは大好きで、あのマリトッツオなど当時は毎日のように食べていた。
タイでもスイーツは今まで買ったことはない。
プラットナム市場を歩いていると、いつも気にしているものが目に留まった。
これだと思った。
最近よくインドの庶民料理で、屋台の中で大きな鉄板の上に大量のバターを溶かし、その上に野菜や肉、卵などの食材をいため、何種類かの香辛料やソースを振って、へらで混ぜ合わせる。
あのものに違いない。
あれっ。上に何も混ぜないし、少し小さい。
ちょっと違うのではないか。
これはおかずというより、スイーツだ。
インド風のスイーツ料理かと思った。
看板にはロッティと書いてある。
でも注文したか仕方ない。お金を払って、品物は受け取った。
ホテルで食べようと思っていたが、その途中で一口食べてみた。
そうしたらこれがおいしい。生地に甘い味がついている。
なかの具はバナナと卵。
さわやかな甘さがする。食感もよい。
そこで次から次へと歩きながら結局全部食べてしまった。
ロッティを後で調べてみたら、これはタイのスイーツ料理だった。
でもインドにも似たようなものがあると思う。
というよりインドが本家で、これはそのアレンジではないかと思う。
要するにタイ風のクレープだ。
作っている人もインド人なのかタイ人なのかよくわからなかった。
これはすでに知っていた。
カオニャオ・マムアン。
ココナツミルクと甘みをつけて炊いたモチ米にマンゴーを乗せる。
これも素晴らしくおいしい。
日本人の感覚では南国スイーツ。
いくらでも食べられるという感じだ。
ジュースはサトウキビを絞ったものとアボガド。
カロリーや糖分は相当高そうだが、これらを寝る前に一気に食べた。
非常に良かった。