高崎のシャンゴで大盛りスープパスタを食べた後、関越道に入り、長いトンネルを抜けて湯沢に入った。
行きつけの国道17号湯沢除雪基地の駐車場に入り、ここで車中泊をした。
この辺りの車中泊場としては、ここかあるいは道の駅なら塩沢までおりないとない。
どこかのスキー場に入り、その駐車場で一泊というケースが今までは多かった。
苗場、神立、上越国際など車中泊に適した駐車場は多い。
この国道17号除雪基地は神立に近いところにある。
ここは静だし、降る雪を照らす夜のライトが美しいところである。
しかし寝ていると何やら雨の音で目を覚ました。
翌朝は冷たい雨が降っていた。
スキーにとって雨は一番の大敵。
大風、春の嵐より良くない。
正直やらないほうがよい。
自分としては滑る気満々であったが、これでは通常でもダメなので、仕方なく変えることにした。
帰るときに見つけたのが、渋川から沼田までの間は県道25号線になるのか。
イオン高崎店の手前に『ナポリの食卓』という店を見つけた。
ピザはもともとナポリが発祥である。
それも18世紀という結構古い時代からのイタリア料理である。
日本でいえばそば、寿司に相当する。
それがのちにアメリカにわたり、大流行して日本を含む世界中で食べられるようになった。
実は自分がピザを初めて食べたのが1979年にヨーロッパを旅行した時であった。
ローマのピッツァリアかトラットリアであったが、思ったより肉厚で溶けたチーズがおいしかったという思い出が残っている。
いやその前に池袋のシェーキーズで食べたことがあったかもしれない。
このレストランの外装の色は何となく地味目。
中の区分けされたテーブル席もそうだった。
ナポリやポンペイ、アマルフィなどの写真を見るとこの地方には真っ白ではなく、灰色系の壁を持つ家々が多い。
茶色でも赤や青などの鮮やかな色合いの家でもなく、あまり目立たない。
同じ南部イタリアにある世界遺産で円錐形の家々が並ぶアルベロベッロでも同じだ。
ここのレストランもその南部イタリアの色のコンセプトに基づいていると思った。
主なメニューはパスタ1品と各種ピザの食べ放題がセットになっているようだ。
ピザは出来立てのものを店員が各テーブルに持ってくる。
これは前にも行ったことのある同じ高崎の『ボンジョルノ』と同じシステムだ。
高崎ではかなりこの形態が多いのだろうか。
ドリンクバーの飲み物は何となく、外国の高級ホテルを思わせる。
自分はいつもオレンジジュースをたっぷりと飲む。
他の果物ジュースと違って味に慣れているからだろうか。
パスタの注文はいつもトマト系のものと塩味系のペペロンチーノと悩むところであるが、イタリア料理としての特色を持っているのは断然トマト系である。
また見栄えもよいしいろいろなものがつまっていそうで充実感もある。
これは少し辛めの海鮮アラビアータだったか。
群馬県は内陸県だが、新潟県からの直送で魚介類は新鮮だ。
でもシャンゴのほうが切れ味がよいか。
パスタ大盛りを食べていると店員がピザを持ってきた。
店員は5分おきくらいに盆にのせた各種ピザをもってきて、自分の皿の上に置く。
当然これは食べ放題だから、もういいというまで無制限に持ってくる。
多分10個くらいは食べたと思う。
昔ならこれは30個くらいは行けたと思うが、血糖値の関係もあり、これでやめた。
もちろん血糖値降下剤を多めに飲むことも忘れない。
この店はパスタと各種ピザ、それに飲み放題ドリンクがセットになっており、お得感は十分にある。
調べてみたらここはチェーン店で群馬、栃木、埼玉、長野に店を持つ。
比較的自分のところから近い春日部にも店があった。








