コロナ感染者は8月中旬、つまりオリンピックが終わったころから、劇的な現象が起きている。
今では東京都でも二桁になった。これはほぼGO TOキャンペーンが盛んだった昨年の秋以来の1年ぶりらしい。
これはいったいどうしてだろうか。テレビの解説ではいろいろなことを言っているが、自分が思うのは何も人流の抑制や緊急事態宣言だけではない。
ではワクチンの普及はどうだろうか。
それはあるだろう。
政府やマスコミはこの期間に人流の抑制や衛生的な生活アッピールを繰り返してきたのでその成果だと思いたいだろうが、物事は単純ではなく、それだけだとつじつまの合わないことも多く出てくる。
ワクチンはきいてていると思う。それは様々な統計があらわしている。特にmRNAは素晴らしい。
自分も早い時期に自衛隊の大規模接種会でモデルナ性のmRNAワクチンを打ったが、安心感がだいぶ違う。
今までの感染症の歴史を調べてみると。病気は流行、大流行するがそのうち何故か減少に向かい、ついに収束に向かう。
8世紀の奈良時代の天然痘、14世紀のヨーロッパのペスト(黒死病)、20世紀の初頭のスペイン風邪などの大流行もそのうち終わった。
その理由ははっきりしていない。
理由を揚げるとすればほぼ全員近くが感染して、集団的な免疫が確立したとした言いようがない。
ただし病原菌そのものはその後も細々とではあるが残った。
これからは自分の予測だが、今のコロナウイルスも世界の感染者数は2億人といわれているが、現代医学の予防措置がなければ、おそらくその10倍程度の感染者が出て、1億人以上の死者数が出ていただろう。
これはスペイン風邪にも匹敵する。
地球はこうした感染症や気候変動で常にものすごい人口変動を繰り返してきた。
氷河時代のある時、全地球の人口は8000人だったり、16世紀の中南米、北米はヨーロッパから持ち込まれた天然痘、はしかなどの感染症によりほぼ人口の全滅に近い被害を被った。
多分現代医学がなければ今のコロナ禍もこれと似たようなものだっただろうが、今の段階で何とか食い止めたといわれっるだろうか。
その結論はまだ早いと思う。
一まだ事態は進行中なのだ。
今は減ったが、この理由は解説者もはっきり言わないほうがよい。
おさまってしばらくしてからの原因の解明はしたほうがよい。
さて前置きが長くなったが、自分としてはこの激減の理由は、コロナウイルスを含む自然現象だと考えたい。
ウイルスも太古の昔よりこの地球に生きている仲間なのである。
人流の抑制や緊急事態宣言、保健予防措置がすべてではない。
そうしないと説明できないことが多すぎる。
ここで自分が考えた減少の理由は、秋になって気温の低下による暑いインド由来のデルタ株の活性の低下。
つまり暑いところに適応したウイルスの変異株が、気候条件が変わったため、勢いがなくなったということだ。
しかしこれには大きな難点がある。
日本と気候条件に似た韓国がデルタ株の未だ勢いが失っていないということだ。
気候が条件ならK防疫も何も関係がなく、日本と同じ劇的な現象を示すはずだ。
これが未だに見られない。
従ってそうでもないかと思ってしまう。
問題は次の流行、第7波だあるかどうかだが、今度は冬の流行となるので、寒冷地適応した新種の変異株が登場するかどうかだ。
今年の3月ごろから日本にも入ってきたアルファ株(イギリス株)のように寒い地域に適応した変異ウイルスの登場だ。
だが今のところ新種の寒冷地適応のウイルスが流行しているという情報はない。
もしなければイギリス株の復活というようなことは見られるかもしれないが、これはワクチンで防げるはずだ。
今までもことを手っ取り早く言うと、イギリス株、武漢株は冬コロナ。
インド株は夏コロナ。
要するに季節性インフルエンザと流行の仕組みは同じで、形を変えた冬風邪と夏風邪だったということになる。
だがこの結論も早い。
断定ではない。可能性だ。
もしこうであればウイズコロナの改名への道も開けてくる。
治療薬もできるだろう。
ただコロナは肺炎になることだけが重い。