コロナワクチンであるmRNAワクチンは副反応が第二回目接種の時が第一回目より多く出ると言われている。第一回目の時は何もなかったが、わずかな腕の痛みがその後も続いた。しかしそれがワクチンによるものか、寝違いや腕のひねりなどによるものか確認が取れない。二回目接種の時に問診で実は今も痛みが続いていると言ったら、接種後に腕が痛くなったという人はいるが、一か月以上も続くというのは非常に珍しいと言われた。ほぼ無視された。日常生活に全く影響がないからだ。第二回目の接種は一回目とほぼ同じだった。ここでワクチン接種の副反応は自分では出てほしいと思っていた。mRNAは外部から注入する微細物質なので、当然これに対する白血球の攻撃が起こる。これを自然免疫というそうだが、人体の防衛反応が正常に作用している証拠である。エイズウイルス(後天性免疫不全症候群)はこの白血球を無力化させるので人体が免疫不全となる。
mRNA(メッセンジャーRNAの仕組みは複雑で何回説明を読んでも理解できない。その前にこんなに微細で複雑なものをよく作ったと思う。どうやってやるのだろうか。実際には30年前から研究され、10年前よりモデルナ社が実用化の試みを行ったらしい。そして今回のコロナ流行で急遽それに対応したものを作り、短期間で実用化し、先進各国の政府が緊急承認をした。だから副作用や仕様の詳細を調べる第三相治験は行っていない。第二相治験などで際立った副作用はないので、緊急で使用したところ絶大な効果を発揮したということだ。イスラエルがその使用に立候補した。でも現在はまだ超大規模な第三相治験ともいえるので、もっと正確なところは、今後ファイザー社なりモデルナ社が発表するだろう。
大手町の接種会場からは京浜東北線に乗って、西川口の自宅まで帰った。そしてその帰り道に西川口のイトーヨーカ堂があるので、ここの入口に設置されている非接触体温計で測ったら、36,5度と出てきた。自分は昨年以来よくスーパーの入口で体温を測っているが、たいてい36,0度くらいである。最高は36,2度だったか。この36,5を見て発熱していると感じた。ただし症状はない。自分は子供のころから熱に弱く、体温が37度あれば完全に熱っぽくなり、倦怠感が出てくる。36,5度は微妙な線だが、自然免疫作用による発熱と見た。生物の体は免疫反応が起こると自然に発熱する仕組みとなっている。さてその日はこれで終わったが、翌日の午前中にまたイトーヨーカ堂に行き熱を測ったら、何と37,05度が出てきて、スモールランプが赤く点灯していた。そして気が付いてみたら体も少し熱っぽいし、倦怠感も少しある。しかし普段の風邪と違ってのどはいたくないし、咳も出ない。ここが大きく違っていた。それと針を刺した部分が、硬くなっていて抑えれば痛い。発熱のもとはこの部分からだと思った。しかし目立つ副反応といわれるモデルナ何とかという赤く腫れあがる症状はない。これは完全な副反応だ。体が異物に対して正常に反応していて、少し良かったと思った。この後車で最近よく行っているイオン川口店に行った。ここでもまた体温計で測ってみた。そうしたら36,5度を示した。そして店の中を歩くと倦怠感が出てくるので、買うものは買ってすぐに帰ることにした。帰るときにまた体温計ではかった。そうしたら36,1度。これはおかしい。そこでマスクを外してはかってみたら、同じ体温計で今度は36,5度。別のものでもおこなってみたらやはり同じ結果だった。マスクをしているのとしていないのとでは何と0,4も違っていた。また前のイトーヨーカ堂の37,05度とイオンの36,5度の違いもおかしい。その間15分くらいしかたっていないのに、計測値が0,5度も違うはずがない。ということで据え置きタイプの非接触体温計も結構いい加減だということが分かった。ピストル型のほうが正確かもしれない。
またマスクのあるなしも影響することも分かった。これは今後も検証したい。家に帰ってmRNAワクチンの副反応について調べてみたら、熱や腫れ、痛みなどの副反応のピークは翌日だそうだ。そして次の日には快方に向かう。この日はそのまま多少熱っぽい感じは変わらなかった。しかしのどが痛くない熱っぽさは初めてで、これにも逆に違和感を感じた。夜の10時ころから腕の部分にかゆみが出てきた。一般に傷口なども治りかかるころにはかゆくなる。これで終わったかなと思った。翌日の朝(本日)熱っぽさは消えていた。腕も痛さは少なくなりかゆくなった。今回の接種で一般的な副反応も出たので、自分の体はまだ正常だということが分かってよかった。でももっと若い人ならかなりきつい副反応が出るのかなと思った。翌日は多分寝こむことになるだろう。しかし必ず治る。