蕎麦の生産に適しているのは、だいたい寒いところ、山岳地帯、日当たりがそうよくないところ。
蕎麦は山野に生える雑穀である。
蕎麦は日本だけではなく、世界にもある。
その第一はロシアである。
ロシアでは家庭で食べる穀物であり、外食料理ではないそうだ。
だからあまり知られていない。
中国の北部にもある。
朝鮮にも平壌冷麺という形である。
日本の蕎麦の生産の大部分は北日本であり、山形県も生産量第6位となっている。
北海道、長野、栃木、茨城、福島の順番か。
東北地方の蕎麦料理として有名なのが、岩手県のわんこそばである。
これは信州そば、出雲そばと並び日本三大蕎麦といわれている。
しかしわんこそばは蕎麦の食べ方のことを言っているので、蕎麦料理というわけではない。
わんこそばは可視化されているので、大食い選手権にはもってこいだ。
最強のフードファイターは10キロ近く食べるそうである。
わかりやすいギャル曽根がいつも食べている大食い料理は大体5キロくらいだ。
自分はわんこそばはまだ食べたことがない。
それは単なるそばで料理ではないからである。
山形県にはこのそば料理が存在する。
山形県内には各地でまんべんなくそばがとれる。
一つは郷土料理の板そば。
しかしこれは自分にとっては問題点があり、まだ食べたことはない。
それは数人前のいわゆる大皿料理だからだ。
山形市内にはそば店はたくさんあるが、板そばは注文きず、ざるそばにしてもらうしかない。
しかしこのそばはもみ殻も一緒に製粉する田舎そばで自分の好みにもあっている。
そこで山形市内でよく行くのが、もう一つの特色のある蕎麦料理である冷やし肉そばである。
たまたま見つけたつる福という店である。
行列ができいるが、何故か食べログやベスト選抜には載っていない。
この黒いそばと鶏肉(鴨かもしれない)がおいしい。
これは汁が冷たいかけそばである。
山形には他に冷やしラーメンがある。
これも山形名物であり、山形を通ったときにはこの二つは常に寄って食べている。
山形県はこうした麺の消費が盛んで、ラーメンは日本一。
またうどんを含めた統計では、二位の秋田県に次ぐ第三位である。
一位は讃岐うどんの香川県である。
そば独自の統計はな.い。
山形県がいかに小麦麵や蕎麦の消費が盛んかということである。
ケンミンSHOWもそのことに注目しているのか、山形県の特集が多い。
自分が行っている店は、ごく一部のそのまたごく一部であり、グルメ案内などにはならない。
たまたま見つけた入りやすい店というだけである。
地元民や蕎麦通にとっては、もっと他においしいところがたくさんあるだろう。
山形市内は年に車で1回、JR大人の休日クラブで1回の計二回行く程度である。
食べログに乗っている黒い冷やしそばの店が天童市内にあるそうなので今度はそこに行ってみたい。




