秋田県と山形県の県境付近にある秋田県にかほ市の象潟(きさかた)の道の駅。
(この写真は翌朝)
ここにたどり着いたのはすっかり日の暮れた後だった。
もちろん鳥海山はおろか海岸線も見えない。
実はこの道の駅には苦い思い出がる。
それはもう20年位前だが、このビルの中にある風呂(夕陽の見える風呂)に入っているときに、車のヘッドライトをつけっぱなしにしており、バッテリーが上がってしまったのだ。
幸い近くの人につないでもらって事なきを得たが、それ以来バッテリートラブルには特に神経質になった。
遠出の時には特にである。
そうでなくとも年に1回くらいの割合で何らかのバッテリートラブルがある。
昔は近くの人につないでもらうが、最近はなかなか言いにくくなってきたので、車の中にサブバッテリー(新品に変える前のやつを充電して使用)を用意している。
しかし先日、アマゾンの車部品コーナーで携帯用のエンジン始動用の簡易バッテリーが発売されているのを見つけた。
値段は4000円くらいで、プラスマイナスのコードでそのまま車のかのバッテリーとつないで、キーを回して作動させるとこの中から電流が出てエンジンをスタートさせるというものである。
長さは15センチほどで、こんな小さなものでスターター、ジェネレーターを動かせるのかと思ったが、実際にバッテリーを外して実験してみたところ本当にエンジンがかかった。
これは車内から引くUSBによる5ボルト充電器で、エンジンの始動に必要な300ワット、12ボルトの電圧なら25アンペア、100ボルト換算なら3アンペア(普通サイズの液晶テレビ)を一瞬で出力できるのだから優れモノだと思った。
またこれはUSB出力が二つ付いており、携帯用のスマホ充電器にもすることができる。
懐中電灯もついている。
問題は常にフル充電にしておかないといざというときに充電ゼロだったというへまも考えられる。
これでバッテリートラブルは大丈夫だ。
次にこの車はもう16年使っているので、カーステレオはすでに故障して
た。
代用でブルートゥーススピーカーを使っていた。
ここで家庭で使ったオーディオ製品のあまりものを使って、車内オーディオシステムをこの旅行に合わせて作ってみた。
まずはすべてのパーツが家庭用なので、電圧を100ボルトにしなければならない。
これは100ボルトへの変圧器である。
以前よりこの類のものは使っていたが、年々値段は安くなり、品質も向上していた。
中国製のノーブランド品も先ほどのバッテリー始動器も含め技術は向上しているのを実感する。
これで車の12ボルトを100ボルトに昇圧させる(実際には90ボルトくらい)。
これも家庭用の中華アンプである。
カーステレオではない。
値段は3000円くらいで安い。
USBやSDカードがさせMP3フォーマットが使える。
左は車載スピーカーは音が悪いので、接続をこれもYAMAHAの安物スピーカーにつなげる。
これはオーディオ用のセンタースピーカーなので音は断然車載ものより良い。
右は車載ものにつないだが、高音を担当するツイーターは余っていたテレビの音響システムのスピーカーに変えた。
線を切ってつないだ。
スピーカーやアンプのインピーダンス、抵抗値とかはどうでもよい。
音が聞こえればよい。
どうせ車自体の音がうるさいので、スピーカーの微妙な差などどうでもよい。
しかしこれがかなり音が鮮明で歯切れのよい音が聞こえてくるので、もともとの純正物より良いのには驚いた。
ジャズなどが特に良い。
これで車内の音響システムの構築にはひとまず成功したが、ガムテープでくってけたりしているので、見栄えは悪い。
その前にこの車はもう16年選手なのそういうことにこだわっている段階ではない。
ただこの中華アンプには曲名の表示が出ないので、何を流しているかはわからないが、よほど知りたければスマホを当てて曲名検索という手がある。
しかし最近運転中のスマホ使用の罰金が上がって、止まっているときしかこれができない。
今日はこの思い出の地である道の駅象潟に一泊した。





