天童温泉道の駅は、全国の駅の中では珍しく町の真ん中にある。
それも主要国道13号線に面したところにある。
夜中に駐車している車も多く、また各種の施設もある。
実はここには以前よりもう5回ほど車中泊したことがある。
冬には蔵王、月山へのスキーの行き帰りに。
そして最近の地産品探索で東北にやってきたときには必ずと言ってよいほどここに来る。
その一番の理由は、位置的に便利だからである。
観光地からも山形市内からも近い。
夜にも国道の車の往来や大型車の停車もあるが、全体的な騒音レベルが少し高いせいか、逆に耳が慣れあまり気にならない。
こうした混雑したところでは、警察の職務質問などもない。
多分キャンピングカーも含め車中泊車が多すぎるからだと思う。
無料の足湯もある。
足湯には女性が多い。
多分それは色々と手っ取り早いからだと思う。
この天童温泉道の駅でも6月8日には朝からさくらんぼの販売が行われていた。
サクランボの出荷は始まったばかりだ。
今日の7月5日の時点では最盛期で東京のどこのスーパーにも山形産佐藤錦が結構安い値段で並んでいるが、この時点ではまだ珍しく初々しい。
天童市周辺はサクランボだけでなく、リンゴ、モモ、ラフランス、ブドウなどの果樹が非常に多い。
ただ今の時期はまだサクランボだけだ。
小さいから実を付けるのが早いのだろう。
7月時点ではモモも出てきた。
この天童市あるいは東根市の西の方面の山の緩やかな傾斜地一帯は、各種の果樹が栽培されている。
緑の木々で一面がおおわれているが、小さい赤い実を付けているのがサクランボだとすぐにわかる。
全体的にはまだ少し早いかといったところだ。
サクランボ果樹園の物販には見事な赤い色を付けたサクランボが置いてある。
どうも色が鮮やかだと値段も高いようだ。
値段の高いものの試食品もあったが、やはりそれはそれなりにおいしい。
今は東京では山形産サクランボの値段も相当下がり、かなり身近な物になってきている。
でももう終わりかもしれない。
例年より安いように思われる。
今年は豊作だったのか。
サクランボは種がネックだが、ブドウの種と違って取りやすい。
そして口からサクランボの種飛ばしのゲームがあり、寒河江や東根では大会もあるらしい。
仙台とつなぐ国道48号線は次第に傾斜が増してくると山岳地帯に入り、もう果樹畑はなくなる。