ピースボート第96回オセアニアツアー 34 オーストラリアで食べたもの 2 | 全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

食品スーパーが好きな私は、その土地でしか売られていないものを見つける旅に最近車でよく出かけています。現在住んでいる首都圏のスーパーでは見かけられないものを、各地のスーパーの売り場でご当地食品見つけたいと思います。

ラバウルを出港し横浜までは約1週間の航程。

 

 

目的地への寄港がすべて終わった後の待ちどおしい退屈な日々が続く。

 

 

ラバウルを出ると翌日には赤道を越えて北半球に入る。

 

 

大戦以前ならここからが内南洋と言われた国連よりの日本の委任統治領。

 

 

南シナ海も含む西太平洋の多くが日本の勢力圏内に入った。

 

 

言ってみれば国際社会より承認された日本の植民地だ。

 

 

第一次世界大戦は日英同盟に基づきほんの少し連合国側で参加しただけだったが、得るものは大きかった。

 

 

日清日露とこの大戦と3回も続いた勝利は、戦争は国の発展によいものだという幻想を国民に与えてしまった。

 

 

船はその最南端であるトラック島、サイパン島を含むマリアナ諸島の西側をかすめて北上を続けた。

 

 

退屈な生活もあと3日ほどである。

 

 

ここで昨日の続きであるが、きのう書いたものはその半分で後まだ食べたものは残っている。

 

 

今までは外来料理をばかりを食べていたので、よりオーストラリア料理らしきものをと思いタスマニア島ホバートでは少し方向を変えてみた。

 

 

その前に今まで写真にも表し、自分なりの解説を企てた外食品は、すべて町でブラブラしているときに食べた昼食である。

 

 

朝と晩は船の中でいつものように食べている。

 

 

これがヨーロッパなどなら晩も外食となるのだが、ここではそうしなかった。

 

 

オーストラリアの料理としてガイドブックに紹介されていたものはまずはフィッシュ&チップス。

 

 

 

 

ホバートのファーストフード店で買った。

 

 

ホバートのような田舎の港町にはふさわしいものだ。

 

 

しかしこれはもともとはイギリス料理で、形を見ただけでもスコットランドやアイルランドの田舎を連想される。

 

 

見ただけでも量感があり、漁の途中にこれをほうばる漁船員を連想させる。

 

 

しかし食べたらなんてことはない白身魚のフライであった。

 

 

北海道に行けばどこにでもありそうだ。

 

 

そうでなくても家庭でいくらでも作られる。

 

 

 

 

同じくホバートの昼食はタスマニア牛のステーキ。

 

 

ちょっと硬いので良い歯の訓練になった。

 

 

これが多分約1ポンド(450グラム)で2000円くらいだったか。

 

 

日本ではこれでは多分固すぎてダメだろう。

 

 

イオンで売っているタスマニア牛の方がまだ安いし、肉質も柔らかい。

 

 

しかし最近は最底辺のブランドなしの単なるオーストラリア牛100グラム100円くらいのものも堂々と売られている。

 

 

先ほどイオンへ行って調べてみたらわかったことがあった。

 

 

タスマニアビーフは値段が高い地域ブランド牛だった。

 

 

タスマニアで育てたものを全部タスマニア牛というわけではないようだ。

 

 

イオン専用のブランド名ではないかと思う。

 

 

少し安いものはオージービーフと付けてある。

 

 

低価格の100gが100円くらいのものはノーブランドで単にオーストラリアからの輸入牛肉と書いてある。

 

 

地域ブランドには一定の定義、カテゴリーが必要だ。

 

 

イオンタスマニア牛にはその定義の一部がパックに印刷されてあった。

 

 

この食べたものはおいしさからいって、多分低価格品か、それとも地元で出回る欠損品か。

 

 

イトーヨーカ堂のアメリカ産アンガス牛も同じことが言えると思うが、ただアンガス牛はイギリスの牛の種類だ。

 

 

思ったのは安い外食ステーキなら『いきなりステーキ』のワイルドビーフ、ランチメニューの方が固さも適度で肉にもコクがありよほどおいしい。

 

 

よってこれらもたいしたことはない。

 

 

本当はもっと良いものがあるかもしれないが、何しろ物価が高いというのがネックだ。

 

 

 


この手のチキン料理は欧米、アラブ、アジア、中南米とどこにでもある。

 

 

一番食べられている肉は鶏肉。

 

 

育てるのに値段が安く、また宗教的なタブーもない。

 

 

最近ここオーストラリアにかかわらず世界各地で目立つのが寿司。

 

 

 

 

スーパーにもコンビニでもどこにでも置いてある。

 

 

それも売り場に占める割合も広い。

 

 

この付近でもサケはよくとれる。

 

 

それとマッチさせたものがこの握り寿司だ。

 

 

日本のものより一回り大きいが味は同じ。

 

 

醤油はもちろんキッコーマン。

 

 

醤油という言葉よりキッコーマンという方が伝わりやすいそうだ。

 

 

ラーメンはどうだろう。

 

 

中華麺料理ではなく、日本ラーメンである。

 

 

 

 

これはニュージーランドのクライストチャーチで食べたものだが、店の構えから従業員からしてすべて日本ラーメンチェーン店風だ。

 

 

出てきたものは豚骨スープで見かけは名古屋スガキヤ、北陸八番ラーメン、さらには横浜家系、博多ラーメン、そうだ鹿児島ラーメンにも似ている。

 

 

でも麺は同じだとしてもスープの味はどうか。

 

 

一口食べてすぐにわかった。

 

 

味がない。塩も醤油の味もしない。

 

 

出汁の感じが少し。

 

 

こちらではこのような味が好まれるのだ。

 

 

かなり不思議な感じだ。

 

 

そういえばピースボートのオーストラリア人スタッフが、ここでは日本ラーメンはまずいのでお勧めできませんと言っていたが、本当であった。

 

 

これならシンガポールラクサや蘭州牛肉麺、中国各地麺料理、タイラーメンなどの方が独特な味があってよほど良い。

 

 

 

 

これはオークランドの中国地方料理店の豚の角煮入りのビーフン麺。

 

 

雲南米線と似ている。こちらの方がおいしかった。

 

 

最後はやっとあった韓国ソルロンタン。

 

 

 

 

韓国料理店はあってもソルロンタンがメニューにある所はそんなにはない。

 

 

やっと見つけたという感じだった。

 

 

ソルロンタンは韓国でも、新大久保でも、ここオークランドでも味などはあまり変わらない。