ヒガシマルの本社工場は大阪府内ではなく、あるのは兵庫県たつの市。
創業は天文年間だそうだ。
天文といえばあの信長、秀吉の時代ではないか。
関東の老舗企業より一時代、二時代古い。
それに兵庫県たつの市は醤油だけではなく、揖保素麺の産地でもある。
またインスタントラーメンを作っているイトメンの本社もある。
イトメンについては思い出があり、かつてはヤンマーラーメンと称し、子供のころ日清のチキンラーメンと同様によく食べた。
キッコーマンやヤマサなどにも薄口しょうゆはあるが、本命は何と言ってもこのヒガシマルだ。
今回は醤油はいっぱい余っているので、白だしを買った。
名称には京風と書いてある。
やはり京都ブランドは強い。
全国の地産品を調べてまわっているといると、この醤油類はたくさんたまる。
でも菓子類などと違ってそんなにすぐ減るものではないので、もうそれ以上は買えなくなってしまう。
大阪の醤油にはこのほか、大分県のフンドーキン、香川県小豆島などの西日本ものが置いてある。
小豆島の 鎌田醤油がその代表である。
この醤油は紙のパックに入って、東京でも売られている。
讃岐うどんのだし汁に使う。
でも結構値段が高い。
大阪のポンズといえば旭ポンズをあげる以外にない。
旭食品は大阪府八尾市に本社工場があるので大阪の地産品と言ってよい。
発売は昭和42年なので、ラベルのデザインに古さを感じるが、そんなに昔からあったわけはない。
使っているポンズの材料は徳島県産などの四国もの。
と言ってもゆずはこの徳島、高知、愛媛で日本の生産のほとんどを占めている。
欠点は値段が高いという事だが、それは良品の少量生産にこだわっているという事からである。
またその他の西日本ポンズも各種そろっている。

このポン酢関係の大手はミツカンであるが、ここではわずかにその隙間に割って入っているに過ぎない。
大阪では鍋料理などの際によほどポンズが使われているようだ。
関東では最初から味の付いた鍋が多いし、最近では各メーカーから鍋料理のだし汁が各種大量に売り出されている。




