Côtes du Rhône 2012 | 南アフリカ WINEめぐり

南アフリカ WINEめぐり

細かいことは抜きにしてワインを楽しむ南半球の人たち。オーストラリア同様、南アワインも美味しいんです。

Côtes du Rhône 2012

R89.95

 

Appearance : Purple.  While swirling, pink rim colour. 

Label note : ダークブライトルビー

 

Nose : sweet grape juice aroma, strawberry and slightly minty for tasting glass. For red wine glass, licorice and herbaceous aroma was broaded.

Label note :チェリー、ラズベリー、ブラックカラント、リコリス

Palate : Alcohol may not be high, 12.5 -13%.  Off-dry.  Very soft and gentle tannin.  With a tasting glass, not much fruitness.  With a red wine glass, toffee flavour expands, after drinking, a little coffee.  Texture is very light, waterly.  Medium body.

Label note : Well-rounded.  Palate with ripe fruit. Harmonious with long finish.

Conclusion : Vintage might be 2011 – 2012 as its light texture, not thick.  Wooded but not bulk, probably wooden chip, not strong oak.  Origin seems to be blend, Grenache, Merlot and Syrah.

Label note: Hand harvested Syrah and Grenache.  8 months oak.

 

Woolworths ブランド。

ブレンドワインでもブドウの品種が識別できるようになってきて、テイスティングの経験値上がったかも?

フランス南部を流れるローヌ川地方のワイン。地図を見るまで「ロワール地方」と混同してた。もっと学習能力あげないとダメですな。。。

南北に長い地方で、

北部:赤~シラー、白~ヴィオニエ に対し、南部は多品種の混醸。傾向がまったく違います。栽培面積は南部が圧倒的に多い。

北部:大陸性気候。花崗岩質の斜面が多い。

赤ワイン:シラー種 チョコレートや焦げたような香り。濃い紫色のワイン

白ワイン: ヴィオニエ種 強い香りでコクのある辛口

南部:海洋性気候に近い。水はけのよい砂利の混じった土壌。

ローヌ地方は、全体的に、冬はかなり寒くなるが、夏は非常に暑い大陸性気候で、ワインは、男性的で力強く、アルコール度数も高いものが多い。赤が多いが、白やロゼ、甘口の白ワインもあり、それらの中にも個性的なものがかなりある。

地域内で比較的良質なワインを作る16の地区は、「コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ」というAOCを名乗ることができる。

広域AOCのコート・デュ・ローヌ Côtes du Rhône 北はイゼール県のVienne市の対岸コート・ロティー地区からヴォクリューズ県アヴィニョン周辺。南北200km、南部地方に位置して東西が100kmあまりに及ぶ。

フランスでもっとも古い歴史を持ち紀元前600年頃にはブドウの栽培が始められていたとされる。

アルコール度数は高いが、味わいとしては軽いものが多い。

ローヌの主要品種は下記。北部ローヌではそれ程ではないが、南部ローヌでは多品種の使用が認められている。

 Grenache
中世に地中海沿岸を支配していたアラゴンを原産とするグルナッシュ種は、南フランスで栽培される高貴品種の一つ。

病気に弱い品種だが、ラングドックやローヌ河流域の風の強い気候はその病気から守っている。
深みのある色を持ち、力強く芳醇なグルナッシュ種は、赤い果実やプラム、スパイスのアロマを持ち、熟成させるに従い、モカ、チョコレート、タバコを思わせるアロマを生み出す。
シラー種との相性がよく、よくブレンドされている。 今回飲んだブレンドもこの組み合わせ

 Syrah

シラー種は中世の十字軍が、イランのシラーズから持ち帰ったものと言われているが定かではない。
この品種は、ローヌ河流域に広く栽培されるようになったが、特に、コート・ロティの急斜面の痩せて乾いた土壌でよく育っている。ローヌの気候が非常に適していると言われている。
収穫量の少ない成熟期の遅い性質だが、近年フランスにおけるシラー種の栽培は大幅に高まっており、ローヌ河流域からラングドックやプロヴァンスへと拡がっている。
深みのある色を持つワインの、スミレ、ブラックベリー、ブルーベリーのアロマはスモーキーでシャープなのが特長で、タンニンもバランスよく持ち合わせている。

 Cinsaut

以前、南フランスで、大量に生産されていた安ワインに仕立てられていた頃のサンソー種の評判には、かんばしからざるものがあったが、 近年の収穫量を抑えた栽培と醸造技術の改革によって、その持てる力を蘇らせた。
ミネルヴォワ、リラック、シャトーヌフ・デュ・パプなどに見られるが、痩せて乾いた土壌で最高の結果を生み出すサンソー種は、 グルナッシュ種とシラー種とのブレンドに用いられ、グルナッシュ種の高いアルコール度とカリニャン種の収斂性とのバランスの上に、 しなやかさを持つ赤ワインを生み出している。
桃、木イチゴを思わせるアロマは、そのまろやかな風味と軽い酸味と共に、夏のロゼワインの理想的とも言われ、プロヴァンスや地中海沿岸では、その生産にも使われている。

 Mourvedre

ムールヴェードル種はスペイン原産で、現在、世界のこの品種の85%がスペインで栽培されている。プロヴァンスがカタルニアの統治下にあった中世末期、プロヴァンスに入って来た。
成熟が遅く、温暖な気候を必要とするため、フランスでは地中海沿岸が適地である。 カシス、バンドール、コート・ド・プロヴァンスなどのぶどう畑が栽培適地としての歴史を持っている。
ムールヴェードル種は収穫量の低い品種に属するが、締まったタンニンをもつ濃厚なワインを生み出す貴重な品種である。
ワインに骨組みを与える目的でよくブレンドに使用される。深みのある色合いを持ち、バンドールのワインのように、熟成にも向いている。

 Viognier

ヴィオニエ種は、北ローヌのコンドリューやシャトー・グリエの厳しい傾斜畑で長く栽培されて来たもので、生育が難しく収穫量の低い品種である。
辛口でふくよかで濃密な辛口白を造るマイナーな品種ではあるが、多くのワイン生産国では人気の高い種で、フランスでは、南ローヌ、ラングドックへと拡がっている。
杏、白桃、スパイス、蜂蜜、白い花の洗練されたアロマは並外れている

 Marsanne

マルサンヌ種は、主にローヌ河流域で育ち、サン・ジョセフ やエルミタージュで栽培されている。
痩せた花崗岩質の土壌を好むマルサンヌ種は、成熟がスローで、病気に弱い難点を持つが、収穫量は安定している。
マルサンヌ種から造られるワインは酸味は低いが、豊かなアロマを持ち、ローヌ河流域の白ワインの特徴を形作っている。
ルーサンヌ種や多地域の品種とよくブレンドされる。

 Cleirette

地中海地方の最も古い品種の一つで、白ワインのブレンド用品種として広く普及している。フレッシュな味わいに仕上げるために使われる。
この品種を主体にミュスカをブレンドした発泡酒がローヌ流域の東にある<クレレット・ドゥ・ディ>である。
また、ランクドックには独自の歴史を持つ<クレレット・デュ・ランクドック>と言うACがある。

 Roussanne

ルーサンヌ種は、病気に弱く、成熟の遅い、収穫量の少ない品種だが、ローヌ河流域では、地域トップシェアの白ブドウ品種であるマルサンヌ種に酸味と強さを加えるため必要な、 手間をかける価値ある品種として知られている。
蜂 蜜、サンザシ、杏のアロマを醸し出し、ふくよかなワインを生み出す。
サヴォワでも栽培されている。

 Bourboulenc

上質酒を造る素質を持つランッグドクの伝統的品種で、「ランクドックのマルヴォワジー」とも呼ばれ、非常に香り高いフルーティーなワインを造る。 ローヌでは南部で栽培されている。

*マルヴォワジー(Malvoisie)=ギリシャの半島名。
この半島産の古典的で豊芳香ワインを指す)