しらべなきコトバ列ねて詩と呼ぶな -139ページ目

ほむぺっ。

おはようございます。
立秋ということで、心なしか窓から入ってくる風が涼しい……いやうちの窓開けたら眼の前はお向かいさんの壁ですけれど!




突然ですが、愛のうたいびと しえり 公式ホームページ 開設しちゃいました!

(直接飛べない方はURLをご入力くださいませ。 http://shelley-k.bitter.jp/



入口ページかっこいいっしょ!
トップページかっこいいっしょ!!
やばいっしょ!!!

と自分で絶賛してみる。



ホームページをつくってくれたのは、お友達のきゅーちゃんこと岸野政貴さんですっ。高橋尚子ではありませぬ。

きゅーちゃんは、お友達吉武大輔くんの公式ホームページ 作成も手掛けたプログラマさんで、だいちゃんいわく
「パソコン・ウェブ関係できゅーちゃんにできない事は無い!!」


というわけでしえりもあれこれ無理を言ったりわがままを言ったりしましたが、
特に入口ページのフラッシュに関してはかーなーりお手間をお掛けしましたが、
しえりのやりたい事ぜんぶぜーんぶ叶えてくれました^^

感謝!!



さらにさらにこのトップページの絵ですがっ。
きゅーちゃんとその彼女さんかなこちゃんのお宅にホームページ合宿で泊まり込んだ時に、絵描きのかなこちゃんが
「しえりちゃんは、複雑に絡み合って伸びて凛と花を咲かす藤棚のイメージ」
と筆ペンで描いたラフな絵を見せてくれたのですが、


しえりがそれをえっらい気に入ってしまい、
「絶対これがいい! この藤棚がいい! かなこちゃんトップページ描いて!!」
と頼み込み、


走り描きのつもりで描いたらしいかなこちゃんの筆ペンの絵を何枚もコピーして、
クレヨンで色つけたり(by かなこ)
水彩絵の具で色つけたり(by かなこ)
和墨(色の入った墨)で色つけたり(by しえり)
したのをスキャナでパソコンに取り込んで、透明度を変えて重ねた(by きゅーちゃん)ら、


びっくりびっくりあんなに雰囲気のある藤棚のトップページが出来てしまったよ。


いえす、このトップページは3枚の絵が重なっておりまする。



一番力を入れたい和紙作品の通販ページは、追々もっと古い作品や新しい作品をどんどんアップしてまいりまする。
どうぞ気長にお待ちいただければ幸いです。
待ちきれない方はブログをさかのぼって「ホームページには載ってないけどこの詩を買いたい」とご連絡いただければお送りいたしますよ。



「えっ。岸野さんって、あの梶原しえりさんのホームページをつくられた方なんですか?」
「吉武さんといい梶原さんといい、岸野さんがホームページを手掛けたクライアントさんは大物になるのですね」
「私のホームページもぜひお願いしたい!!」
ときゅーちゃんのところにばんばん依頼が来るように、しえりも大物になりまするよ。


アーティストには妄想族が多いと聞きましたが、しえりも多分に妄想族の一員だと思いまする。
自己紹介文の一問一答の一番最後に「27歳までに情熱大陸に出たい」とか書いてますからねー。
まぁこれには具体的な理由と根拠がありますが、それはまた追々。



少なくとも武田双雲氏のホームページ よりはかっこいいっしょw
武田氏のホームページ、かっこいいのは冒頭のロゴだけじゃない?



うふふ。



こういうかっこいいホームページを持ちたいわとお思いでしたら、ご連絡いただけましたら岸野氏をご紹介いたしまする。
こういうかっこいいホームページロゴデザインをお願いしたいわとお思いでしたら(と自分で言ってみる)、ご連絡いただけましたらしえりがお引き受けいたしまする。




というわけで公式ホームページ開設記念でござる。


1.通常2点以上同時発送のご依頼を頂いた際に同封しているプチギフトを、8月中のご依頼に関しては1点以上の通販ご依頼から同封いたします。
※作品のご注文と描き下ろし(オーダーメイド作品)のご依頼に限ります。ロゴデザインなどその他ご依頼につきましては除外させていただきます。


2.8月末日までにメールマガジンをご登録いただいた方の中から、抽選で2名さまに、通常1点3000円のお名前での詩の描き下ろし作品をお贈りいたします。


メルマガ登録はこちら から(・∀・)ノ



しかしメルマガって何書けばいいのかしら。
ぶろぐと同じじゃ意味ないですよね。
活動予定? 最近イベント出展とかしてないからぬー……。
まぁ、ぼちぼち考えてまいりまする。





ホームページを開設したからといって、何かが変わるわけでもありませぬ。
特にストリートでの気持ち、創作時の気持ちは、変えたくありませぬ。


友人には「あんたは真ん中を生きてるどころじゃない、どどど真ん中だ」と言われ、その生き方が時に仇にもなりますが、でもしえりはあくまでどどど真ん中を生きて行きとうございます。
ホームページを開設しても、通販のご依頼が増えても、将来的にストリートの回数が減っても、生き方はぶれさせたくありませぬ。



ホームページをつくってくれたきゅーちゃん、
トップ画を描いてくれたかなこちゃん、
これまで応援し支えてくれた多くの友人たち、
たくさん刺激を頂いてきた多くの先輩方、
ご縁を頂きしえりの作品をお求めいただいたお客さま方、
この身体と心で生んでくれた両親、
あともうひとり、今はまだ言えないけれど、しえりの才をここまで開いてくれた人に、

心から感謝いたします。




メルマガのご登録や作品、描き下ろしのご依頼、お待ち申し上げておりまする(・∀・)ノシ





※携帯版のホームページはただ今準備中です。パソコンからアクセスしていただければと思います。なう。



ペタしてね

「証」だぶるでお買い上げ!!!!!

4月に生まれた強烈な愛の詩「証」と、
つい先日生まれた超難産の愛しい愛しい「証」、


あるお兄さんがだぶるでお買い上げくださいました。


「どれもこれも素敵なんですけど、あの「証」(“私を焼いてください、~”の「証」)に一番すぅっと惹きつけられて」
と、ずいぶん長いこと観てくださった後におっしゃってくださいました。


そう言われたもんで語りまくりましたよ。
あの「証」について。
そしたらお兄さん「証」2点ともお買い上げくださいました。

いやもう嬉しすぎ。


愛のうたいびと しえり の 奇跡の軌跡

難産の「証」は初のお買い上げです。
初めて通り掛かって初めてご覧になった方にも、何も言ってなくても、表に並べているお気に入り作やおすすめ作の中でも特に作者が気に入って想いのこもっている1枚というのは、伝わるものなのですね。





愛のうたいびと しえり の 奇跡の軌跡-20100801212130.jpg
私を焼いてください、
貴方の棺(ひつぎ)の隣で。


私を焼いてください、
貴方と同じ炉で。



貴方を独りで行かせるものか。
私を置いて逝かせるものか。



貴方と私を隔てた肌は 融けてひとつになりましょう。
貴方の躰と私の躰が一筋の紫煙となりましょう。



私を焼いてください、
貴方の屍の隣で。


私を焼いてください、
貴方と同じ焔(ほのお)で。



「証」





愛のうたいびと しえり の 奇跡の軌跡-201004040117000.jpg
貴方が私に 唄 求めるなら、
私は口唇を縫い合わせるわ。


貴方が私に 詩 求めるなら、

私は右腕を焼き切るわ。



それでも 私を求めるのなら、
愛してみせて、この私を。


何ひとつ生み出さないこの私を
貴方が 愛してみせて。



「証」





うーんしかし写真で見ると確かにしえり老け顔。
ちょっとへこむ……。
メイク濃いから? 眉はもう少し薄めにしようっと。



ペタしてね

「焔」

愛のうたいびと しえり の 奇跡の軌跡-20100806205254.jpg

燃え上がる焔(ほのお)の宿すは
烈しき情熱、涯(はて)無き憎悪。

この緋(ひ)に月の一雫、
死を迎えるまでに 赦しの一筋の射さんことを。

どうかどうか この緋を
寂か(しずか)寂か 哀しみに。
赦しを知る青き焔に、
寂か寂か 優しき焔に。


その青き焔で この肌を焼き尽くさんことを。


「焔」




常連Tさんとのメールのやり取りから生まれました。

「徴」

愛のうたいびと しえり の 奇跡の軌跡-20100806200812.jpg

庭の梅の枝(え)に 鶯(うぐいす)が 他家より早くさえずるならば、
貴方の訪れに 私は気づくでせう。

夏の夜風が 去りし年より優しいならば、
貴方の抱擁を 私は信ずるでせう。

海の囁き(ささやき)に、
月の雫に、
何に姿を変えてでも、

貴方は逢いに来るでせう。

私が貴方を迎えませう。


「徴」

音楽

常連Tさんにご依頼いただいた「夏」と「奏」が無事お手許に届いたとの連絡を受けました。
特に「夏」について、ものすごく歓んでいただき、しえりも言葉が無かったのですが……。
そのメールの一文に、

「ブログで読んだ「奏」にはフジコ・ヘミングの奏でるショパンのような美しく切ない優しいピアノの旋律を感じ、実際に手許で観る「夏」からも同じ旋律が聴こえた」

とありました。


それで調べてみたフジコ・ヘミング&ショパン。
You Tubeにフジコ・ヘミングの演奏するショパンのノクターン第1番と第2番があったので、聴いてみました。

ノクターン第1番

ノクターン第2番

クラシックっていいなぁ。


部屋でいつも鬼束ちひろを流し、昨日はAqua Timezを流し、今日はクラシックを流し、
いったいこの部屋の住人の好みは何なんだと思われているかも。ご近所さんから。
でも鬼束ちひろの代表作「月光」はベートーヴェンの「月光」をモチーフにしたと本人が言っていますしね。


Tさんはしえりの詩に空の色や風の香、音楽、いろんなものを見てくださいます。
こういう風に自分の詩を愛でてくださる方と出逢えたこと、本当に嬉しく思います。どれほどの奇跡でしょう。




$愛のうたいびと しえり の 奇跡の軌跡-20100705132059.jpg
この香の涯(はて)はいづこ。
この雨の涯はいづこ。

寂か(しずか)寂か 夏の風、
貴方によく似た夏の涯。


幼い私は夏を嗅ぎ
貴方の時を夢に見て。

老いた私は夏に濡れ
貴方の季(とき)に 心燃やして。


「夏」




$愛のうたいびと しえり の 奇跡の軌跡-20100731233414.jpg
心震わす夏の風、
美しさを知る夏の雨。

身体を張り奏でる愛の旋律、哀の旋律。


君の名を響かすこの風を見たのか。
君の名を焦がすこの私を見たのか。


心揺るがす夏の風、
選んだ君に夏の雨。

君の名を奏でる愛の旋律、哀の旋律。


「奏」