タンポポ類うどんこ病 | 神奈川 きょうの餅病菌 Today's Exobasidium in Kanagawa, JP

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神奈川県の餅病菌類誌に微力を注ぐ
A least contribution on the mycological flora of Exobasidium
in Kanagawa Pref., JP

 

タンポポ類うどんこ病菌 Sphaerotheca fusca(Fr.)S. BLUMER 

セイヨウタンポポ Taraxacum officinale Weber ex F.H.Wigg.

2020.12.17  愛甲郡愛川町 

 

通常は春先に発生しているので、すでに記録したと思ったのだが、載ってなかった。一般的なうどんこ病と同様に葉が激しく白粉を帯びたようになる。セイヨウタンポポでは葉の変形は認められなかった。

 

顕微鏡がないのではっきりしないが、コロニーが黒く見えているのは重複寄生菌Ampelomyces quisqualisの寄生だと思われる。

重複寄生菌にも寄生性の分化が報告されている。

 

 

文献によれば、タンポポうどんこ病は日本では古くから知られている病気である。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ktpps/2012/59/2012_77/_pdf/-char/ja