私はADR受けます。
資格としては一生使わないかもしれない。
でも内容は非常に重要な事。
土地家屋調査士は境界のプロである。
境界で揉めないで済めば一番いい。
でも、揉めてしまう場合も少なからずあるし経験してきた。
区画整理事業が進んでいるところはまぁ根拠がすぐに出てくるからいいとして、
私の地区はまだまだ地図の整備が進んでいない。
そういうところでは土地の生立ちや歴史が非常に重要になってくる。
当然の如く公図と現地なんてめちゃくちゃだし、筆界を確認するにも非常に困難である。
今まで問題なかった所が、測量することにより紛争が起きそうになることだって多々ある。
ADRは最初っから揉めているし、通常の筆界を求める行為とはまったく違う論点と調査士会から説明を受けた。
これからの時代、ADRの知識は身に付けておいたほうが自分の為にもなるし、地域の為にもなる。
完全に紛争状態になって、 この先は裁判所でどうぞ
なんて放り投げるよりも、
少しでも、紛争になる前に和解できれば、
土地家屋調査士の立場としていい仕事ができると思う。
土地家屋調査士は測量士とは違う。
土地家屋調査士法
第一条
この法律は、土地家屋調査士の制度を定め、その業務の適正を図ることにより、不動産の表示に関する登記手続の円滑な実施に資し、もつて不動産に係る国民の権利の明確化に寄与することを目的とする。