(_´Д`)ノ~~オツカレー | (*-゛-)ウーミュ・・ただいま検討中w
今日の劇☆

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マチネで

国道五十八号戦線
『国道五十八号戦線異状ナシ』
@サンモールスタジオ

(゚Д゚≡゚Д゚)エッ? マチネ?

そう、今日はお休みとって観劇(アホ?w)

でも、観て良かった!

昨夜観たのと同じプログラムなんだけど、このプログラムの最終回ってことで、俳優はムチャし放題w

最終回で多少のムチャはどの団体でもご愛嬌的なところがありますが、彼らはムチャしつつも、それで芝居自体の完成度を下げることなく、というかむしろ上げてきたのは驚いた。

昨夜も楽しかったのだが、それをあっさり飛び越えた最終回でした。

素晴らしいキャスティングで、これまで観たことのある俳優がほとんどでしたが、どの方も観たことの無い一面を魅せていただき、とても楽しかった。

とりわけ誰!といえないので、すべてクレジットしておく。

伊神忠聡、ハマカワフミエ(以上、国道五十八号戦線)、浅倉洋介(風琴工房)、さいとう篤史、佐野功、詩森ろば(風琴工房)、山本卓卓(範宙遊泳)




そしてソワレwww

(*-゛-)ウーミュ・・ただいま検討中w

国道五十八号戦線
『国道五十八号戦線異状アリ』
@サンモールスタジオ

こちらは短編4作

まずは作品紹介 powered by Corich(長編、力作w 上演順)
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『国道五十八号戦線異状アリ』(友寄総市浪短編集・演目紹介)

「さっき終わったはずの世界」

出演
浅倉洋介(風琴工房)
田中美希恵(贅沢な妥協策)
中村梨那

2010年、15minutes made Vol.8にて初演。
当たり前かもしれないが、世界は、世界が明日終わらないことを前提に動いている。
それは前提というよりはお約束というものであって、もはや信仰に近い。
そういう世界の終わりみたいな状況がない限り、
死ぬ以外に本当の意味で「終わる」ものなんて
生きてる限りは体験し得ないわけで、すべては続いていく。だいたいにおいて悪い意味で。
だから、今回みたいに、
「今この瞬間からきっかり24時間後に、
全人類みなことごとく地球ごと滅んでなくなります」
ということが正真正銘、動かしえない事実だとした場合、
意外と映画のようなパニックは起こらなくて、
いやまあ起こったかもしれないが、多分、結構な人数が、
ちょっとホッとしてたんじゃないだろうか。
少なくとも、15分前までは。


「テンパッてる奴」

出演
東谷英人
さいとう篤史
佐野功
西尾友樹
野田裕貴(バナナ学園純情乙女組)

2008年、ギリギリエリンギAnothetWorks Vol.2にて初演。
ピザの配達員はぶちキレる寸前だった。寿司屋の出前はただテキトーだった。
マンションの大家はおろおろしていた。住人は麻雀牌を前にしれっとこういった。
『ノーリスクで10倍払うといったらどうします』
雀卓を囲んで、想像を絶する熾烈ななすれ違いが始ろうとしていた。
大事なことほどだいたい忘れている。我を忘れ、仕事を忘れ、立場を忘れ、しかしそれでもお約束は忘れない。
一見不条理なようで、よく考えてみるとやっぱり不条理な、そんな話。


「三鷹の女」

出演
伊神忠聡(国道五十八号戦線)

2010年、エムキチビートひとり芝居プロジェクト「Fight Alone」にて初演。
これまで三鷹にも女にも縁のない人生を送ってきましたが、やはりこれからも縁はないのだと思います。ただ恥の多い人生だけは送っていません、断じて。恥の多い人生だけは。小畑健が表紙書いてて最近話題になってたなんか昔の小説?ぜんっぜんつまんなかったんで。


「三鷹の男」

出演
ハマカワフミエ(国道五十八号戦線)

新作書き下ろし作品。
ハマカワフミエひとり芝居。内容、いっさい不明。
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コレ、団体としてのラスト公演

1本目の「さっき終わったはずの世界」は、15mmで観たことのあったもの

しかし、あな恐ろしきかなw、谷賢一演出にて、まったく違うオモシロイ作品に仕上がっていたw
別に本が変わったわけではありませんw

キャスティングと、演出で、オリジナルとは一味どころかまったく異なる爆笑作品に仕上がったw
出演の、浅倉洋介(風琴工房)、田中美希恵(贅沢な妥協策)、中村梨那 が、どれも素晴らしいキャラを演じていて楽しかったw


2本目は不条理でシュールな爆笑作www

東谷英人、佐野功、西尾友樹、野田裕貴(バナナ学園純情乙女組)が、これまたとてつもなく素晴らしかったw

これは谷さんの仕事はドコまでなんだろうか?w
もう、はっきり言って、完璧に役者のものになっていた気がしましたw


3本目は伊神忠聡の一人芝居
爆笑の2本から一変、客席に語りかけるような独白
抑え目ながら、最後の4本目への空気をしっかりと構築するかのような重要な位置だったような気がしました。


そして、最後の最後

4本目はハマカワフミエの一人芝居

タイトルからして、3本目のスピンオフかのように始まる芝居です、これは主宰で今回この新作脚本を書いた友寄のちょっとした罠wで、実はこの短編こそ、彼らの告別の言葉であり、劇なのでした。

表面上は男女のカップルの痴話話のような体裁をしているのですが、そこに書かれた台詞は、この劇で団体を解散し、次への第一歩を踏み出すために区切りをつけるための作品なのでした。

その台詞に込められた友寄の想い、団員の想い、そして看板女優から主宰代行の十字架まで背負って、ただ終わらせるために、終わらせて次の一歩を踏み出すために頑張ってきたハマカワの計り知れない想いが幾重にも重なり合い、有終にふさわしい感動的な劇になりました。

感動といっても、決して感傷ではなく、次に進むための決意にも似た、そんな劇でした。

オモシロイ劇は多々あれど、「観て良かった!」、または「観逃さずに良かった!!」というのは、年間で片手くらいしかありません。まぁ、高々年間100本ほどしか観ていない、自分の狭い視野での話しですがw ( ゚∀゚;)タラー

それでも、この4本目は、間違いなくそのような一本でした。


国道五十八号戦線、お疲れ様でした(o・ω・o)ゝ

この解散公演を目撃できたことを嬉しく思います。

そしてまた、どこかで必ず会おう!!