こんにちは、Shea Dream の伊藤です。
先週末、朝食時に何故か隣国からのミサイル発射の話になり(NHKラジオからその話題が流れていたからかな?)、どーせ子供達には分からないだろうとおもってスルーしようとしたら、5歳の次女Mが、
「そのはなし、Mちゃん知ってるよ!」
え?!
どゆこと?!
「おなじクラスのSちゃんに教えてもらって、その話してたの」
(本人に概略を聞いたら、わりと的確で簡潔だったw)
保育園5歳児同士、かなりリアルタイムな時事ネタを話題にしてらっしゃる。。
和やかな保育ルームで、ある意味シュール
たしかにその子の家は、お姉ちゃんが女学館にいってらしたりして、民度が高いお家なのかも?!
あ、ウチの保育園では、特定のイデオロギーやスローガンを丸覚えさせたり、特定の政党を応援させたりすることはありませんww(←もはやジョークじゃなくなっちゃうのが凄いわ。。)
朝食の場で、その後もその話題が続き、、、出勤前の慌ただしい時間だったのですが、ここは一つ、子供達が興味を持ったタイミングで、しっかりとディスカッションしようと、禅問答のようなw即席地政学講座のはじまりはじまりぃ~
「どんなミサイル?」
発射から7分で日本に着弾するよ。
「今回はどこに撃ってきたの?」
日本海側の日本の領海に4個等間隔で。
「なんで等間隔なの?なんで日本まで撃ってこなかったの?」
飛距離のテストじゃない?
「着弾したらどうなるの?」
ビルとかこの家とか、めちゃめちゃに壊れると思うよ
「じゃあ危ないじゃん」
だから、スイスとかシンガポールは、家とかマンションとかにもシェルターあるよ
でも、日本は普通の家では見たことないね~
「じゃあ作れば?オーナーさんに言おうよ。」
そうだねーでもシェルターって、場所どこにする?地下?いまさら掘って作るのも難しそうじゃない?
「だよねーお金かかるから、中々できないよね~」
また、場所を教えて欲しいとのことだったので、地図を手書きで書いて、どこからどこに向けて撃ったかの軌道を書いていると、
「ここはどこの国?ここは?」
あと、自分の知ってる国や行った国、興味のある周辺諸国のロケーションにも質問が。
「ベトナムは?フィリピンは?マレーシアは?中国は?・・・ect...」
朝鮮半島が南北に分かれているのを見て
「なんで別れてるの?誰が分けたの?」
す、鋭い質問をバシバシ飛ばしてくるねー5歳児!
これ、全部説明して朝食終わらして遅刻せずに出勤できるんかなアタシ。と一抹の不安がよぎります。。
一応、東西冷戦と代理戦争の事を、駆け足でさらっと解説~
子供達は純粋に興味深々なので、出来るだけ主観を交えず、事実を端的に伝えます。
イトーは実は数年前に、ソウルにショッピングに行ったのに、どう間違ったのか?北緯38度線に行くツアーに参加してしまい、その時見た、現地周辺の(勿論、南側の民間人が行けるエリアまでですが)様子もついでなので子供達にシェア。
国境行きのバスに乗る時にはパスポートを渡さなければいけないとか、国境を隔てる川幅がわずか数キロで、泳いで渡ろうとする人がいる事、それを見張り、撃ち落すための兵士が等間隔で警備している事、奇襲戦の為に掘られた地下トンネルが現在確認さているだけで十数か所存在していると言われていて、そのうちの一つに行ってきた時の話(観光地のように、誰でも通れるようになってました。勿論DMZ南側の手前で塞いでありましたが。長く深いトンネル)とか。
「そんな数キロで近いんじゃ、すぐ戦争になっちゃうじゃん」
なので、その幅数キロはいちおうどっちも攻めないようにDMZ(非武装地帯)になってるのよ。でも、いつ何時どうなるかわからないから、あとで「なんでそんな危ない所にわざわざ行ったんだ!って家族には怒られたけどね。。。ショッピングに行くっていってたのに、おまえはアホか!て言われたよ、、とか
民間人が行けるギリギリのところに、白い線が書いてあって、後ろには銃をもった見張り兵が立ってたよ
「えー怖いね、何で?」
おかしな人がそこでおかしな事しないように見張ってるんだよ。
うっかり変な事しちゃダメだよ。
とか・・・。
出来るだけ、一方方向に偏らず、現在起こっている事、またその要因を解説するように努めたんですが、ちゃんとできたかな、難しいな~
でも、興味を持ってくれる子達に伝えるのは楽しいわ
↓いちいちチラシの裏に鉛筆でヘタクソな地図を書いてるのが限界になってきたので(笑)、Franc franceのアートフレームで講義をww
「へー!日本ってちっちゃいんだね!」
そうそう、そのスケール感をインプットできるだけでも大収穫
ほら、日本はちっちゃいけれど、周りを海に囲まれてて、どことも国境を接してないでしょう?
そういう国は他にあんまりないよね、とか。
その後も色んな質問が出ましたが、どれもハッとさせられるものばかり。
5歳の子でも、興味を持って、疑問に思って、自分なりの意見や考えを持ってくれるのは素晴らしいと思いました
子供達が創る未来は、平和で建設的であって欲しいと願う母なのでした。
ではまた