身の回りの油は殆ど脱臭加工されているのをご存知ですか? | オーガニックシアバターSheaDream オーナー伊藤のブログ

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東アフリカ・ウガンダ共和国よりオーガニック・シアバターの直輸入販売を手掛ける、シアバター専門店Shea Dream(シアドリーム)オーナー伊藤菜菜花のブログです。
女の子のママで、2児の母でもある伊藤の仕事・子育てその他諸々の港区ライフを綴ります。

こんにちは、オーガニック&フェアトレードシアバターShea Dream® の伊藤です。


皆さんの身の回りのありとあらゆる食用油やコスメ用の油、つまり口に入れたりお肌に直接つける油(オイル)は、市場に出回る殆どのものが脱臭加工されているのをご存知ですか?!

しかも、化学的な薬品を使って。

理由は、私たち消費者が「油臭い」のを嫌う為、本来の油そのものの匂いを消すよう、市場動向が成っている為です。


農作物も、その加工物である油も、薬品を使ってまで、その物本来の匂いを消し去る必要があるのでしょうか?

例えば、うんちのような強烈な異臭がして、使用が困難になるようなら話は別ですが。

ですので、弊社のシアドリーム・オーガニックシアバター では、現地工場から「脱臭加工」のオファーを受けましたが敢えて選択せず、出来たて・搾りたてそのまま・こだわりのシアバターを皆様にご提供しています。


そして、そんな油の脱臭加工について、ふとこんな記事を見かけました。


カネミ油症患者、二審も敗訴=原因企業への賠償請求―福岡高裁


カネミ油事件 」とは、昭和43年10月に、西日本を中心に発生した、ライスオイル(米ぬか油)による国内最大の食品公害事件です。
 事件の原因は、カネミ倉庫社製のライスオイル(米ぬか油)中に、製造の際の脱臭工程の熱媒体として用いられた、鐘淵化学工業(現カネカ)社製カネクロールが混入していたことでした。このため、ポリ塩化ビフェニル(PCB)や、ダイオキシン類の一種であるポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)等が、製品のライスオイル(米ぬか油)の中に混入しました。
 症状は、吹出物、色素沈着、目やになどの皮膚症状のほか、全身倦怠感、しびれ感、食欲不振など多様です。こうした症状が改善するには長い時間がかかり、現在も症状が続いている方々がいらっしゃいます。


確かに、お米の匂いは意外と強いかもしれません。

でも、PCBやダイオキシンが混入するかもしれないリスクを負ってまで化学薬品を投入し、脱臭加工をしなければ食べられないものだったのでしょうか?

私たちの身の回りには、消費者の嗜好のみならず、製造メーカーの都合による不必要で過剰な化学的加工を加えられて、スーパーや私たちの食卓に当然のように並んでいます。

私たち消費者は、口に入れたりお肌に直接触れるものは、自分達で独自に情報を集めて選択していく時代になってきています。

少し不便でも、少し素材そのものの匂いがしても、それが元々の自然の在り様だと受け入れてシンプルに生活するのが、これからは良いのかもしれませんね!


ではまたパー