コーナー「気ままにエッセイ」

 

 

鬼滅の刃を ”オニメツのハ” と思っていた。

 

鬼滅も刃も、揃って間違うって…。

そんな私は40代。

 

そういえば、Wi-Fiの読みをてっきり ”ウィーフィ” と思っていた。

知ったかぶりして弟に

「ウィーフィってさ…」と話しかけた。

 

するとさりげなく

「ワイファイね」と言い直してくれた。

笑わずに。

紳士だと思った。

 

自分の犯した言い間違いを、ときおり思い出す。

そして自分で吹き出してしまう、今日この頃。

 

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さて、もっと本質的な勘違いとは一体なんだろう?

いろいろあると思う。

 

私が20代だった昔のこと。

職場にいる年上の女性に

「幸せを感じる時っていつ?」

と聞いてみたことがある。

 

意外にもその人は

「お茶を飲んでいるとき」

と答えた。

 

それを聞いて私は、正直こう思った。

『お茶を飲んでいるときが幸せって、幸せの沸点が低いな』

 

若かった私は、内心バカにしてしまったのだ。

 

でも今は、その言葉に深い意味を感じる。

 

手に汗握る、息もゆっくりつけないような怒涛の日々を過ごしてきたら──。

 

お茶を飲んでホッと一息入れられる余裕が、どれだけ有り難いことか。

 

もし心が張り裂けそうなほど、不安な毎日を過ごしてきたら──。

 

リラックスできる瞬間にどれほど平和を感じるか。

今なら共感できる。

 

お茶をゆったり飲めるのは、ある意味とても幸せなことなのだ。

 

でも、当の彼女はどういうつもりで言ったのだろうか──。


真相は、藪の中。