停止中の原発の燃料プールにも警戒を | 「しょう」のブログ(2)

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 「生活指導」という言葉は戦前、綴方教師の峰地光重がはじめて用いたといわれますが、「生活そのもの(それを綴り意識すること)が子どもたちを成長させる」というイメージです。当面、「生活指導」や「生活綴方」を中心に書いていきたいと思います。


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 毎週金曜日の官邸前デモ、「討論型世論調査」の結果等が、政府の方針を動かしつつある のは喜ばしいことです。これを機に、私たちの直接的な意思表示によって動いていくような社会を築いていきたいものだと思います。

 ただ、原子力発電所は稼動が停止されればそれでいいということではなく、使用済み核燃料プールの問題が残っています。

 『福島第一原発―真相と展望』のなかでアーニー・ガンダーセン氏は「3号機が即発臨界」に達して核暴走を起こした可能性に言及しています。

・3号機の使用済核燃料プールでは、即発臨界が起こったと考えられる。(p.63)
・原発から2キロ離れた場所で、燃料が発見された。(p.64)
・プルトニウムは福島原発から40キロ離れた場所でも発見されている。ネプツニウムなど他の重い元素も同様だが、この種の元素は三号機の爆発で使用済み核燃料がプールから持ち上がった際に放出されたとも考えられる。(109)

 以下は、アーニー・ガンダーセン氏が即発臨界であるとする見解を述べた有名な動画です。



 そして、そのことは「福島第一原発の事故」だけで済まない問題を含んでいます
 上記著書における氏の見解を追ってみましょう。

 三号機で即発臨界が起きたという私の仮説は、そもそも使用済み核燃料が、マージン(余裕)を縮小し臨界寸前まで詰め込まれていたという事実から出発している。そして、地震や爆発の揺れでさらに接近した可能性がある。(75)

 高速増殖炉(プルトニウムを燃料とする)が完全にいき詰る中、「危険を冒して再処理を行う」よりも、再処理そのものから撤退する、というのが今後の妥当な選択でしょう。〔再処理工場は爆発しやすい有機溶剤を用いるだけでなく、“順調に”稼動している間にも通常の原発よりはるかに多くの放射性物質を排出する。〕

 そのような中、行き場のない使用済み核燃料が臨界寸前(核分裂の連鎖反応が起こる寸前)にまで詰め込まれているとすれば大地震等によって、「さらに接近」し核暴走を起こす可能性が他の燃料プールにも存在すると考えなければなりません。

 つまり、全国の大部分の原発が停止中の現状においても、核燃料プールにおける事故を防ぐために津波や地震の対策を講じなければならないわけです

 極めて残念なことに、福島第一原発の大事故も含め、原発はすでに多大な負の遺産を生み出してしまっています。これをさらにどんどん増やしていくというのは論外であり、その点、2030年時点での原発全廃は当然でありましょう。

 そして同時に、これから気が遠くなるほどの期間、「巨大な負の遺産」をいかに管理していくのか。現実を直視することから出発し最善の方法を模索していくことが必要です。

“しょう”のブログ、大震災・原発事故関連の記事はこちら です。

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