生活指導と学校の力 | 「しょう」のブログ(2)

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 「生活指導」という言葉は戦前、綴方教師の峰地光重がはじめて用いたといわれますが、「生活そのもの(それを綴り意識すること)が子どもたちを成長させる」というイメージです。当面、「生活指導」や「生活綴方」を中心に書いていきたいと思います。


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 さて、この間、「生活綴方」と「生活指導」にかかわる古典的な著書の抜粋・紹介ばかりしてきましたが、戦後の「生活指導運動」は学校づくり を強く意識しながら展開されてきた面があります。


 私はこのような「生活指導と学校づくり」の典型的な実践例を私は“しょう”のブログでも挙げてきました。(カテゴリーの「学校の力を高める」を中心に ) 再掲で申し訳ありませんが、総括記事を改めて紹介しておきたいと思います。

 私が取り上げたのは長野県U高校の取り組みです。この学校においては校長のリーダーシップではなくKさんというキーパーソンを中心に職員集団がさまざまな取り組みを展開することで「学校の力」が大きく高まっていきます。

〔U高校の実践の内容〕

1、根本的な論議の積み上げ
  子どもたちの現状をどのように見るか
  この論議をへて「即決でなく、放任でなく」、「きまりは時押さえ」、といった方針を確認

2、研修会の実施
 「○○先生に学ぶ」というテーマの研修会 を行う
 (U高校の例ではありませんが「授業研究の取り組み」 も学校の力を高める重要な研修でしょう)

3、こどもたち(生徒)自身の集団の力を高める取り組み
赤点学級 (留年防止のために生徒が討議し、関わり合う)
入場者4000人を越える学校祭 の取り組み

・全校タバコ討議
 U高生による喫煙の実態に関する討議 を経て全クラスで「タバコ追放宣言」 を出す
・危険な踏み切りの通行に関する要求運動・自主管理から、駅前公園づくり  に展開


 U高校では職員集団の力が生徒集団の力を高め具体的な取り組みが子どもたちの誇りや仲間・学校への信頼感を高めていきます
 それが、保護者との連携を深めるだけでなく「学校を突き抜けて地域へ」と実践が大きく展開していくのです。


 さて、そもそも「学校の力」とは何でしょうか。
 U高校の実践例から強く感じるのは「教職員集団の力と生徒集団の力だ」、という点です。取り組みの全体が「生徒集団の教育力」を抜きにしては成立し得なかった学校改革だといえるでしょう。

 確かにU高校の場合、その実践は長い年月かけて行われた壮大な取り組みです。学校の力を基盤にして行われた「高校生が駅前広場をつくる」実践にしても、簡単にできるものではないでしょう。しかし、基本的な姿勢や発想生徒集団の力を高めるための重要な点を実践から取り出していくことは可能です。

 また、U高校とは別に「生徒集団の力を高め、学校を改革していく取り組み」として、比較的身近で具体的にできそうな実践例もあります。
 全生研で活躍しておられた家本芳郎氏の著書『家本芳郎のしなやか生徒指導 -生徒を大切にした明日につながる実践を-』に示されている学校再生の取り組み です。

 職員集団の力以上にこどもたち(生徒)の集団の力・集団の教育力(影響力を含む)に注目した実践だといえるでしょう。

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