先日の「上田サトシ＆みつゆきのコンサート」に来られた方から直接感想をお聞きしました。
「うまく言葉に出来ないんだけど、音楽と言葉で、頭や感覚が敏感に動いて、亡くなった家族の事が頭に浮かんできて、自然と涙が出てきた」
というふうに言われていました。
「言葉で表現できない。でも涙が流れてくる」
他に参加された方々も同じように言われていて、それでも自分でも解らないのに涙が出てくる。
ステージに立って客席を見ていると、本当に多くの方々が涙を流していて、何かを感じているのが解りました。
「何で泣いているのか理由が解らない」
話の内容が良かったとか、音楽で心揺さぶられたとか、そう言った理由で涙が流れる訳では無いのです。
きっとそれは、絵をみたり、音楽を聴いたりして自然に心動かされ涙が出てくるのと同じような感覚だったのだと思います。
このコンサートを始めたのは、僕の講演会に来られていた人たちが瞑想している時に涙を流しているのを見たのがきっかけで、
「瞑想にはきっと、涙を流させる何かがあるんじゃないか？」
あの時、そう思ったのが始まりでした。
未だに自分では、はっきりとした理由や答えを見つける事は出来ていませんが、会を重ねていく間に、聴いている人たちが何かを見つけてくれているのを感じています。