今日は直心、研修会。
再来週温習会だからか、あまり人が集まってない。
今日はひたすら基本振り。
すげぇー。
今日担当して下さった先生は、85才なんだそう。
それで27の俺より面打ちの振りが早い。
超人か。
構えとか徹底的に直される。
振り上げた肘は、鼻をつまむように締めておく。
教えかたがまた、古めかしくカッコいい。
水車、やっと少し見えたような気がする、気分だけ。
明日家で転んだら、もう来れなくなるんです、だから今日沢山覚えていって下さい、だって。
どういう気持ちで言っているのか、その心中察せられるほど生きてないけど、頑張らなきゃと思ってしまう。
あんまり熱いれるとすぐ冷めるから、あんまり急いて練習しない方が良いって、おじさんの先生に言われたけどね。
なんの見返りも求めず、ただ先生方は真摯に教えて下さる。
それは本当にすごい、すごい尊いことだと思う。
俺は理由がなきゃ生きていけないタイプなので、そういう振る舞いはとても難しい。
打算とか偽善とか、あれこれ考えてしまう。
でも、直心影流だけじゃなく、稽古ごと、もっと言えば日本の伝統って、そういうのがない。ただ伝えていきたいっていう、純粋というか、単純な、だけどそれだけに強固な気持ちを綿々と受け継いできたんだと思う。
正直、自分が将来誰かに教えるなんて、考えられないけど、そういう先達の気持ちに対しては常に真摯でありたい。

基本振りだけだったけど、天気が良くて、丁度良く寒くて、なぎなた日和だった。
武道館の庭が気持ち良かった。




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