富山の旅その2:うなづき友学館(黒部市歴史民俗資料館・黒部市立図書館宇奈月館) | しゃっぴいおばさんのブログ

富山の旅その2:うなづき友学館(黒部市歴史民俗資料館・黒部市立図書館宇奈月館)

旅の初日は、宇奈月温泉へ行く前に途中下車して、うなづき友学館を訪ねました。


図書館へ伺うのも勿論ですが、Tさんから、併設の歴史民俗資料館「友学館」で、「黒部峡谷探検吉沢正作と冠松次郎」の特別展が開催されているので、黒部峡谷散策の予備知識にと薦められていたのです。
「友学館」では黒部の山に関する展示も多く、図書館や歴史博物館の方々と、山男Tさんの接点があったというわけです。
年に数回は一緒に山歩きを楽しんでいると聞き、人の縁の不思議を感じました。

入り口に見慣れた「花魁」の絵が飾っていました。でも、ちょっと向きが違う?


近くに日本三奇矯と言われた愛本橋という刎橋があり、橋の近くに住む可愛い孝行娘が、橋のたもとに住む大蛇に嫁ぎ、蛇の子を産んでいるところを親に見られ、持参した粽の作り方を教えて姿を隠すという「お光伝説」があります。
そのお光を祀る愛本姫社の御神体が、江戸後期の浮世絵師、池田英泉の描いた「花魁」の版画なんだそうです。
私たちが目にするゴッホ「花魁」の絵は、表紙の写真を模写したもので、その写真が左右逆版になっていたから、ゴッホの絵は「花魁」が逆なんだそうです。こんなところで1つ豆知識が増えました(笑)

図書館の中には黒部の郷土資料がしっかり配置されていました。


棚はこんな感じです。


受験生の息抜き?


司書のUさんも気に入っているという学習室コーナー


トイレには、DVなどの女性へのこんな配慮も


隣の歴史民俗資料館では、特設展のほかに、愛本橋のビデオや縮尺1/2の模型を見ることができます。
大蛇のデフォルメは地元の作家の作だそうです。


明治時代の橋の様子は写真で見ることができます。川幅が狭いところにかけるということは、水害にも会うということです。黒部の暮らしは、水との戦いだったのですね。


雨の中、今の愛本橋まで歩いてみました。
右に見えるのは、トイレではありません。雪の季節の雪洞です。


宇奈月温泉への電車を待つ間に駅で写真を撮ったのはですが、電車が入ってくる風景を見て、「しまった!」と思いました。
きっと鉄ちゃんなら、電車が入ってくる写真を撮ったのだろうと思いました。
皆さんは、2つの写真を頭で合成してみてくださいな。




最後に大事なことを忘れていました。
図書館の隣には、道の駅「うなづき」があり、宇奈月麦酒館では美味しい地ビールが飲めます!
図書館にちょっと立ち寄り、黒部峡谷の自然を楽しんでは如何でしょう。
秋の紅葉も素晴らしいそうですよ。

かくして、翌日、無事に黒部の予備知識を得た私は、これまた無事にTさんに会い、黒部峡谷を堪能し、フォーラム会場の富山へ向かったのでした。