昨日の雨で洗われた緑があまりにも美しくて、吹き渡る風まで緑色に光っているように見えた。
今日の吉野ヶ里歴史公園のイベントでの演奏、聴きに来てくださった皆さま、ありがとうございました。
美しい青空、足元にはクローバーとシロツメグサ、見渡す限り様々な緑のグラデーション。
生命が芽生え、光と水を存分に浴びてのびやかに育つ季節。
世界は美しい。
さてさて。
今日は、ずっと楽しみにしていた『あるモノ』がやって来る日でもあった。
それは……
これ!
原ぴょんがギターを弾く時に履く靴!
大好きなお友達チッチさんにご縁を結んでもらった『手作り くつと教室 ていねい』さんに作ってもらったのです!
採寸からしていただき、その名のとおり丁寧に丁寧に作ってくださった、感激の手作り靴!
やわらかい皮で、右足と左足の微妙な違いも考慮して作っていただきました。
原ぴょん、履いてみて目からウロコ? 足からウロコ?
市販の靴との違いにビックリの様子。
しかも!
中をご覧ください!
なんてステキな……!
足に履くのがもったいない……!
というわけで、すっかり感激した私たち。
さっそく私のオカリナ用の靴もお願いしたのでした。
心ときめき、うきうき弾む、そんな手仕事、本当にすてきだなぁ。
ていねいさん、そして、ご縁を結んでくださったチッチさん、心からありがとうございました。
玄関に飾ったら、まるで絵画のような美しさ。
どんな芸術も、自然にはかなわないなぁ。
空の美しさにかなうアートなんてあるのだろうか。
と書いたのはオノ・ヨーコだったが、それでも彼女は作品を生み出し続けた。
この季節、お山の我が家の周辺では、様々な鳥たちが美しい声を聞かせてくれている。
カエルたちの合唱も微笑ましい。
鳥たちの歌声にかなう笛の音なんてあるのだろうか。
オノ・ヨーコを真似て呟いてみるが、答えは明白だ。
比べるべくもない。
それでも私は、オカリナで歌い続ける。
まだしばらくは。
ていねいさんの誠実で正直な両の手から生まれる靴を履いてオカリナを吹く日が待ち遠しいな。