突然ですが、ゲームのレビューです。
今やっているのがルーンファクトリー5。こちらは発売されたのが実に4年前で、わりと発売直後にSwitch版を買ったのですが、忙しかったり他のゲームにハマって触らないうちに積まれていたものを、なんでだか最近今更触り始めたという経緯です。
買った当初はSteamを全然使ってなかったものですからSwitch版買ったのですが、ゲームがめっちゃ重くて後悔しています。Steam版だと軽いんでしょうか……まあ分かんないですけど……。
ゲームの内容について語る前に、私のルーンファクトリーシリーズの思い出を語ろうと思います。
一般には「RF」とか「ルンファク」とかいう略称で呼ばれることが多いようですが、私は昔からの習慣で「ルンファ」と略してしまいます。
私が初めてプレイしたルンファシリーズは3からでした。4もやりましたが、1と2まで遡ってはプレイしていません。
3と4は学生で実家にいた頃にどっぷりハマりまして、そして実家にいる兄弟と一緒にやっていたものですから未だに兄弟間の話題が弾む思い出深いタイトルです。
もともとは牧場物語のアナザーみたいな出発点だったように記憶していますが、牧場物語にファンタジーRPG要素を乗せてギャルゲー色を強めたようなシリーズですね。最初は男主人公だけで、なんと主人公を女性から選べるようになるのが4からという。
牧場物語みたいなのんびり作業ゲーや、可愛い系のキャラゲーが好きな人ならまあだいたい合うんじゃなかろうかという作風。
批評をしようとすると、今まで3と4しかやってないのでどうしても3と4を比べてっていうふうになるんですが……ざっくり言ってしまえば、キャラやストーリーは3の方が優れているけど、ゲーム部分の質やボリュームで4が圧倒してるというのが私個人の評価ですね。
ゲームの質が明らかに4の方が分厚いので、たぶん一般評価も4の方が高いと思います。
しかしながら私はキャラ、ストーリー超重視派プレイヤーなので、正直4のあのできの悪さは捨て置けません。3からの後退が酷い。
デザイン・グラフィックについて
キャラクターデザインについては3も4も並んで優れています。ただ、公式ホームページなどのキャラクター紹介イラストと、実際ゲーム内で使用されているイラストが異なるので少し話は複雑です。
公式HPのイラストはおそらく3も4も同じイラストレーターが描いているようですが、画力の伸びがスンゴイ。センスはそもそもあったのでしょうがはっきり言って3のイラストは垢抜けていないのに、4で凄まじく成長して上級絵師になってました。このデザインとイラストは素晴らしい。
しかしゲーム内立ち絵としましては、なぜか3の方がいい。4の立ち絵絵師はそんなに上手じゃない。公式HPで「オオッ!」と思ったのに実際ゲームの中では絵もキャラ造形も微妙という、少し残念なギャップがあります。
イラスト以外の、マップやキャラの3Dモデルについては3の時点ではものすごく低質で、レゴに毛が生えたようなポリゴンだったのが4で順当進化しています。
立ち絵のちょっとの残念さを差し引いても、まあトータルでいえばグラフィックの満足度は4の方が高いですね。
しかし4のストーリーはしごく残念
何がよくないって、一言で言えばキャラ造形が揃いも揃ってチープすぎる。安直すぎる。
今どき「個性的なキャラクター!」なんて売り文句を出すキャラゲーは皆似たりよったりではありますが、それにしても3からの後退が酷い。
もう少し詳しく言えば、「頑張って」造ってはいるんですよ。逆に言えば頑張りすぎなんです。奇をてらいすぎ、という評価が一番しっくりするでしょうか。キャラの個性をユニークにしようとするあまり、無理やりでわざとらしすぎて、深みのないただただ安っぽい仕上がりになっている。
3の良かったところは、そういった変な個性を出そうとしなかったところにあります。シンプルで真っ直ぐなところがいい。シンプルすぎてゲームボリュームがあまりに儚いのは短所ではありましたが。
3のメインシナリオのテーマは、一言で言えば異種族、あるいは異民族間の対立と和解です。ドシンプルで、しかしそれ一発だけで超ヘヴィなメッセージ性を伴う普遍的なテーマと言えましょう。根幹となる“テーマ”は、シンプルで重たい、それでいいんですよ。
結婚相手候補となるキャラ達の個別ストーリーも、その大きなメインシナリオに沿う形で、異種族ならではの葛藤を持つキャラが多かったですね。
比べて4はと言うと、セルザウィードやそれ周辺キャラの美しい自己犠牲と、絆だか願いだかというキラキラした価値を押し出しまくるハートフルストーリーです。まあ、正直好みの問題はおおいにあるのでしょうが……。
まずもって、感情移入ができない。キャラへの理解や共感が深まるストーリーが描かれていないだけでなく、そもそも掘り下げるだけの深さがキャラにないのだから好きになれない。
いきなりセルザが主人公の友達になってる時には「は?」って思いましたね。友達になるほどのことなんかあったっけ? と。
それだけでなく、各守り人がセルザのために犠牲になったくだりでも、守り人とセルザの間にどんな絆があったのかが全く知らされていないのですごく他人事。ハァ……って感じでしたね。
だというのに、それを置いてけぼりにして繰り広げられる自己犠牲劇、何の深さも無い上にただキラキラした理想だけが無責任に積み上がる安っぽさ、これほど白けるものはありません。
それでいて、「ものすごく頑張って」造ってるという作者の意思は伝わってくるのだから勿体ない。まさに空回り、「ぼくが考えたさいきょうの感動ストーリー」になってしまっていました。
……とまあ、ここまでこき下ろしといてしっかりハマってめちゃくちゃプレイしたことは前述の通りです。
キャラやシナリオのチープさは適当に受け入れて、それでも楽しめるゲームではありました。
それにしてもルンファ4に限らず、「個性的なキャラ」を売ろうとして頭の悪いだけの奇人変人が量産される昨今のキャラゲー風潮は質が低いですけどな。まじで結婚したいと思えるほど好きなキャラがジョーンズ先生しかいませんでした。
比べて3はいい嫁候補が多かった。特にクルルファとダリアが好きでした……金髪ビジュアルが好きなだけだろ? うるせえよ。
そして5の出来やいかに?
その先でプレイし始めたルンファ5。正直言って期待値は低めです。
現状のプレイはまだ、1年目春下旬というところですが、今のところではメインシナリオはなにか言えるほどのことは分かっていません。
そして登場するキャラについては、正直思っていたよりはまともな印象ですね。明らかなヘンテコ個性や、わざとらしいギャップの押し売りみたいなキャラがいなくて精神衛生が良いです。
その「第一印象が普通」ってのは、ストーリーに沿ってキャラを深めるうえで非常に重要なこととなります。普通に見える人間に、その実深みがあることがだんだん分かって……っていうのがいいんですからね。
そういうわけでこれから深まっていくはずのメインシナリオやキャラシナリオへの期待が少しずつ高まっているところです。
プレイが進み次第、適当な間隔でプレイレビューを書いていけたらなと考えています。
とりあえず本記事は主に3と4の批評までに。
