四畳半至上主義者。あなたの周りにはいませんか?
- 四畳半神話大系/森見 登美彦
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またまた森見登美彦。
最近では本屋でも森見本を探す日々。
普通に読み始めて、第一話読み終わって、
二話に入ろうとした時に疑問が。
「まったく同じ文とな!?」
私と同じように、この疑問を持つことなかれ。
何を隠そう、パラレルワールドちっくなお話なのだ。
もちろんこの作品でも登場人物はかぶる。
主人公は自ら天狗を名乗る「樋口さん」と同じ下鴨幽水荘に住み、
その樋口さんの真下にあたる部屋にすむ人。
またまた主人公に名前はなし。
でもそこがいいところ。
そしてこれは主人公とその腐れ縁の小津とが繰り広げるおバカな話。
舞台は
映画サークル「みそぎ」を抜けた主人公
「弟子求ム」の怪しげな張り紙につられて樋口さんに弟子入りした主人公
ソフトボールサークル「ほんわか」から逃れる主人公
秘密機関「福猫飯店」をやめた主人公
そして四畳半の下宿。
これらの話がうまく最後の話につながっていてとてもいい作品。
今回はいかがでした?