いよいよ来週が本番なので、「本番仕様の練習」というものを開始!いったいどんな風にやるのかというと・・・。

 

吹奏楽コンクールの直前練習でよくやったのですが、いつもだったら各楽器のウォーミングアップ→全体の基礎合奏→曲の練習という流れなのを、思いっきり変更します。例えば本番当日のチューニング開始時刻が午後2時37分とかだったら、その時間まで一切ウォーミングアップ無しで、当日と同じ時刻から音出し開始。舞台袖待機の時間もちゃんと確保して、当日と同じ時刻から演奏開始。要するに、リハーサルも何もできない過酷な条件下での本番を、あらかじめ体験しておこうというわけだ。

 

ピアノでも同じ考え方で、発表会当日に弾く楽器は本番まで触れることができない、正に出たとこ勝負。この状況に慣れておく必要があるので、前回のレッスンでは、いつも最初にやるツェルニーは省略。指慣らしも一切せず、いきなり弾かせてもらいました。その出来栄えは、お約束の後半大崩壊(笑)。

 

先生「テンポ速すぎですね。っていうか、どんどん加速してましたよ」

私「なんと、自分では一定のテンポのつもりなんですけどね~。体内時計の性能悪すぎだ」

先生「本番は心拍数が上がるので、テンポも1割増しになりますから、いつもよりゆっくりを心がけて丁度いいですよ。あと、各小節の4拍目をしっかり歌うとテンポが落ち着きます」

私「は~い・・・」

 

久しぶりに決め台詞いきま~す(笑)。私は40年くらいに渡って、中学生高校生、社会人バンドのメンバーにこうレクチャーしてきました。「君たちねぇ。西洋音楽というのは裏からスタートするんだ。イ~チ! 2,3,4 じゃなくて、1,2,3、シィィィ!だと思ってごらん」 て、何じゃそりゃぁぁっ!どの口が言うとんのじゃぁぁっ!

 

レッスンは、直前にもう1回だけ、30分1コマでお願いしましたが、並行して練習試合を組んだ。これ、バイオリン教室では普通に練習試合って呼んでたけど、ピアノの場合は皆さん「弾き合い会」って言うんだな。どっちでもいいけど、要するに発表会に出るメンバーどうしで、あらかじめ手の内を暴露し合おうというイベント。

立川にオープンしたばかりのピアノスタジオを予約して、私を含め3人で戦って(笑)きました。

 私は予定通り、ライバルたちが見守る中でウォーミングアップ無という極限状態をあえて作り出し、いきなりエチュード10-1を弾きました。結果、やはり後半に小クラッシュがありつつも、とりあえず形にはなったので、収穫としては大きかったな。

みんな1回ずつ弾き終えて、2周目に入ったところで、他の皆さん2回目の出来が圧倒的に良い。私も10-1をさっきより上手く弾けるんだろうけど、それは言ってみれば当たり前のことだから、試す意味が無い。そう考えた私は、2周目の曲を変更!「では、発表会と関係ない、エチュード10-3を弾きま~す」 これもかなりズタボロになったが、度胸を付ける練習としては十分だ。これに刺激された他のお2人も、他のレパートリーを披露してくださいました。

 

練習試合は20時に終了したので、そのままグランデュオの7階に上がって、夕食をいただきながら反省会。同じ趣味で、しかも同じ先生に習ってる者どうしということで、反省会も盛り上がる。3人の中で明らかに一番難しい曲を弾く私がマウント取りまくる(笑)。

ううう、思えばコロナ禍前は、発表会後に必ず打ち上げみたいなのがあって、こういう仲間が一気増えたんだけどな~。この日の3人は、1月の発表会の時にたまたま近くに座ってたから、終演後に声かけた間柄だ。来週の発表会後には、あと何人練習試合仲間を増やせるかな~。演奏は不安MAXだが、そっちが楽しみだ(笑)

 

【本日の手口】 ベトナム株がどん底から反転の兆し。ついつい手を出す(笑)。FPTデジタル 93400ドンで1000株買い。