来たぁぁっ!緊急特番シリーズ! これは基本的に、私の身に起きた良くない出来事をご報告しながら、皆様の身に同じ災難が起きないように、注意を促すことを目的としています。今回は病気編だよ~ん・・・って、明るく振る舞ってる場合かぁぁっ!

 僕らおじさんおばさんたちを対象とした健康診断の問診票には、「動悸が激しい」「目がかすむ」「ろれつが回らなくなる」・・・なんてのがズラリ並んでいて、該当するものを囲むようになってます。幸いなことに、55才の今まで、一つもマルをつけたことがないし、こんなのにマルをつけるようになったらオシマイだな・・・なんて余裕ぶっこいてました。「ろれつが回らない」ってのだけは、ちょっぴり該当するけど、若い頃からだから気にしない。さて、問診票にはもう一つ、「手が痺れる」が必ずありました。だから今回、私の右手が急に原因不明の痺れに見舞われた時は驚きました。職場の同僚にも伝えたんだけど、一様に大心配。「すぐに診て貰った方がいい」「脳梗塞かも。右半身麻痺になっちゃうよ」 ううう、そんな脅しに屈してなるものか・・・いや、屈することにしよう。


 とは言うものの、どんな病院に行けばいいんだろう?脳梗塞だったら脳外科だけど、単に腕だけの問題かもしれないから、とりあえずは町の整骨院とかだろうな。ということで、今朝、福生の整形外科に行ってきたのだ。

 午前9時、診察開始。
「右腕に痛みと痺れですね?」
「はい・・・」
「お仕事は何をなさってますか?」
「教員です」
「毎日授業をされてる?」
「はい」
「黒板にチョークで書いてますか?」
「はい」
「うん、それだ!はい、じゃあレントゲン撮りま~す」
診察終わり・・・って、何じゃこりゃぁぁっ!

レントゲン待ちながら、先生との会話をもう一度よ~く考え直してみました。この痺れがチョークと黒板による教員の職業病だっていうのなら、世の中の教員全員、手が痺れてるはずだよな。ううう、さっぱりわからん。

 レントゲン写真が出来上がって、再び診察室へ。診断結果→「外側上顆炎」(がいそくじょうかえん) 通称、テニス肘とかゴルフ肘と呼ばれる・・・って、またまた何じゃこりゃぁぁっ!テニスもゴルフも20年以上やってないんですけど・・・。その後は電器治療を受けながら、理学療法の先生からいろいろ説明を受けました。


 とにかく、右の肘が炎症を起こしていて、そこから中指につながる神経に症状が出ている。原因は様々だが、ベテランの教員は長年のチョーク&黒板によるダメージが蓄積するため、非常になりやすい。最近目立つのは、パソコンのマウスクリックが原因と思われるケース。特に、悪い姿勢でパソコンに向かう人が危険。←ううう、これ該当する(泣) あとは、スポーツや楽器の練習などで、慣れない動きを急激に繰り返すことも危険。←すべて該当。バイオリンの発表会が近づいてるから、だいぶ集中練習したもんな(泣)。今後の生活上の注意・・・バイオリンやパソコンを辞める必要はなくて、作業途中に正しいストレッチを入れることが重要。患部を強く揉んだりグリグリ回すのは逆効果。


 というわけで、脳が原因じゃなくて良かったです。皆さま、どんな作業でも、正しい姿勢でほどほどに頑張るようにしましょう。