MV制作秘話 2 (Grand Guignol Theater) | 月影卓也 Epique et Dictature

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月影です。 


今回は、「Grand Guignol Theater」のMVがどんな風にああいう内容になったか、書いていきましょう。 


前回のコンテでは、ギロチンや喫茶店でのシーンが書いてありましたが、運搬上の問題や総予算との兼ね合い、そして撮影スケジュール上確実に必要かどうか? 


何を優先させて、何を切り捨てるか、その判断が特に問われました。 



また作品の伝えたいメッセージがブレない事。



今回僕は、楽曲の世界観を映像にするにあたり、初めて他の人間とイメージを共有して組み立てた。 


今まで作ってきた楽曲は、自分1人が映像もメッセージも見えてはいるんだが、自分以外の人間が入ってきた事により、第三者がどう見えるかとか、ここに焦点を絞ろうとか、綿密な打ち合わせはかなりの時間をかけたと思う。 



今回のMVで皆さんがどう受け取ったかは、人それぞれあると思うが、制作スタッフと打ち出した内容の大まかな内容はこれである。 


「少女がアングラ劇場に迷い込み、アングラ劇を観ている内に自分もその演目の世界にハマっていき、最終的には自分が狂ってしまう」 


この内容のカット割りはこちら↓ 




これも現場の判断で変更した部分はあるのだが、大まかにはこの流れで、組み立てられてると思う。 



最後までブレなかったのは、臓器売買のオークションシーンと、ラストの目玉を抉り出すシーン。 



観た人の中で疑問に残った人もいたと思うんだけど、何故月影が医者になって、少女が目玉を抉り出す事にしたのか。  




実際のシーン




緊縛師さんが縛ってる最中




このグランギニョル劇場の脚本家でアンドレ ドロルドの作品集と言う本の中で、




頭のおかしくなった医者が、「自分は奇跡の力を手に入れた」とか言い、患者の目玉を抉り出すと言う、一つの物語があり





それを制作スタッフが気に入り、再現する為に目玉の特殊メイクまでオーダーし、ラストのハイライトになったと言う訳です。 




最初は月影が抉り出す話もありましたが、「何か違う」と言う案になり、少女が抉り出し、臓器売買のオークションに繋がると言う流れになりました。 









当日のタイムスケジュールは非常にタイトでしたが、皆さん「楽しかった」と言ってくれて、月影も満悦で終われた。 








ちなみに編集の話もしておきますが、撮影から公開まで1ヶ月半要しました。 
これは早いのか遅いのかわかりませんが、月影と監督とのラインのやり取りはかなり濃密なディスカッションだったかと思います。 
例えば、タイトルの表記のフォントだったり、最後の出演者クレジットだったり、細かく指定もしました。 
実際に監督に送った参考画像↓




最初はこんな感じでした↓


それがこういう風になり↓



最終的にバックはエキストラの方々のカットを使う事にしました。
それは監督のアイデアで、僕はそれに賛同した訳で、彼自身のアイデアも潰しては勿体ないと思ったので、そういった意味での共同作業にはなりました。 




たまたま昨日友人と食事に行って、その話をしてたんだけど、僕が「適当にやっておいて」って言ったらもっと編集に関しても、簡単に終わってたと思います。 
ただ自分自身の性格上それが出来なかった。 



友人曰く、月影が総合プロデュースで、スタッフさんが技術屋さん的な役割にもなったんだねと。 



細かい所懲りましたよ。
月影と仕事すると大変ですね。



まだ観てない方は是非ご覧なって下さい。 







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