MV制作秘話&歌詞解説(Grand Guignol Theater) | 月影卓也 Epique et Dictature

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Artist活動の記録や自身の想いを綴ります。


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お久しぶり。 



月影さんです。 



「Grand Guignol Theater」のMVが公開して、3週間。



各方面から絶賛の声も上がる中、自分の身内はノーコメントだったり、賛否両論ある作品になったかと思う。 



まず、月影さんにとって、初めてのMV(ミュージック・ビデオ)の撮影だった訳で、ほとんどが初体験の業務であった。 
初めてで、こんな作品作ってしまったんだから、まあ大変なのはご察しの通り。 
次の作品もクオリティ落とせないなあ、と1人にわかに凹んでました笑 



まずこの曲のオケと歌詞が出来たのが、3月。 
原案を持って行ったのが4月。 



今回とある縁で知り合った制作会社があって、そこの全面協力で制作したんだが、MV撮影と言うのはとにかく金がかかる。 



Liveやスタジオ練習とは比較にならん程、金かかります。  



しかし昨今の音楽シーン、このMVなくして日の目を見るのは少ないのが現状であり、その制作費の相場も下げざるを得なくはなってきてる。 



その低予算感をどうデフォルメするのかが、どのバンドにも課題としてあるかと思う。



ポイントとしてはどこをピックアップして、どこを削るか。 
なるべく、総予算を抑える工夫がないと、あれやこれやで50万ぐらいすぐいくのが、この世界である。



今回の作品のテーマは、1897年にフランスのシャプタル街に実在した「グランギニョル劇場」である。 
今の時代の日本でそれをどう撮影するのか。 
限られた制作費の中、どこまで表現出来るのか。



月影は予め、場所はピックアップしていて、まずそこに制作スタッフと下見に行った。 
とある演劇で使われてる小劇場なのだが、ここを貸し切って撮影する事になった。 
だが、ここで何をどう撮って、どういう内容にするかと言うのが、まずは課題になった。 



ここからは歌詞を引用して、説明しよう。 

Aメロ1
ここは薄気味悪い劇場 
毎晩繰り広げられるMadness
扉の向こうのドッペルゲンガー
いつかは貴方も気が付くでしょう 

Aメロ2
裁かれ静かに待つ処刑台 
微笑んだ執行人 期待する観客 
でもね本当に恐ろしいのは 
少しずつ 目覚める人間(ぼくら)の本質

Bメロ
グルグル廻る 醜く溶ける 
お望み通りの演目

Cメロ
もっともっとぞっと君のお望み 
抱いて咲いて勝手 僕を裏切る 

Let's open 世にも奇妙な見世物小屋 
今宵もカラクリお見せしよう 

サビ1
さあ始めよう、心踊る
自責のエンターテイメント
誰かの声 恐怖で滲む 
古びたStyleのエンドロール

Bメロ2
グルグル廻る 
頭を回す
異形のモノに斧めく 

Cメロ2
もっともっとぞっと彼のお望み
待って待ってもっとあたし止められない 

upside down 時計の針が左回り 
狂気に身体が犯される 侵される

サビ2
さあ始めよう、心踊る 
堕落に染まるRemembrance
心の闇 深く抉る 
触れてはいけないJudas 
さあ始めよう、心叫ぶ 
舞台が呼ぶカタルシス
誰かの声恐怖で滲む 
断末魔のShort Story

Dメロ
窓からそっと垣間見える 
残酷被虐なアングラショー』




前のブログでも書きましたが、この曲はグランギニョル劇場のオープニングテーマみたいなイメージで描きました。 
歌詞の内容を解説すると、Aメロ1の「扉の向こうのドッペルゲンガー いつかは貴方も気が付くでしょう」
Aメロ2の「でもね本当に恐ろしいのは 少しずつ 目覚める人間(ぼくら)の本質」
→これは、恐怖劇を楽しんでるお客さんの心理。 
誰しもが持ってる残酷性を言っています。 
言わば、怖いけど観てしまうホラー映画の様な感覚です。 


Bメロの「醜く溶ける お望み通りの演目」は実際に演目の1つであった[硫酸をかけられる男]てのを表してます。 


Cメロの「もっともっとぞっと 君のお望み」は演目の1つで[歳の離れたカップルのおっさん役が翻弄されて復讐される]内容を書いてます。 


サビの「自責のエンターテイメント」「古びたStyleのエンドロール」は現代的な目線で、今となってはこういった手法の物語ってありふれてるよねって、なんか皮肉ってみました。 



Cメロ2の「もっともっとぞっと彼のお望み 待って待ってもっと あたし止められない」
は演目であった「カップルの女性がヒステリックになって自分を抑えられない」内容を描いてます。 



最初は劇作家の視点からお客さんが恐怖劇を観て感じる感情や心理を描き、実際の演目の内容から役者の視点で描き、最終的には総合的な恐怖劇とはどういうものか、と言うのをまとめたのがこの曲の歌詞であります。 


そして、それを基にこんな絵コンテと言うのが出来ました。 






実際の内容とはちょっと違います。 
これが歌詞の世界を忠実に表現して、現場のアイデアを組み合わせた第1案でした。 


そして、この内容を実際に映像にするに当たって、何が必要で、実現可能かと言うのを煮詰めていきました。

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