こんばんは、momoです
大寒波到来で、本当に寒いですね
皆さん、お身体を冷やさないようにしてお過ごしくださいね。
今晩から数回にわけて、手術にまつわるあれこれを書こうと思います。
よろしくお願いいたします
その日は6時に朝食を済ませ、思い付きで用意した程度の
入院セットを持って家を出ました。
病院には8時ちょうどに着きました。
内科外来の受付の方に名前を伝えると、すぐに診察室に通してくれました。
初めてお目にかかる循環器科の先生から説明されたのは、
心臓から出ている弓部大動脈というところが炎症を起こし
腫れあがっているということ、またその影響で心臓周囲にも
薄く水が溜まっている、ということでした。
初診時に撮影した胸部レントゲン写真では、疑って見れば心臓周囲の
うっすらとした影は確認できるが、答えが先になければ見つけるのは難しい
レベルで、この診断には、CTの画像が決め手となりました。
画像はこちらからお借りしました。
弓部大動脈は普通、直径25㎜~30㎜程だそうですが、
私の場合は、炎症で89㎜になっているということでした。
通常は、破裂の危険性が高くなる50~60㎜で手術を検討するそうで、
(破裂すると、大出血が起き、ショック状態となり死に至ることがあります。)
この時すでにこのサイズを大きく上回っていたことになります。
この異常に腫れた大動脈が気管支を圧迫することで、
これまでの「アレルギー」に似た様々な呼吸器症状が
起きていたことがわかりました。
「次は手術について心臓血管外科のドクターから説明しますので…」
話がどんどん進む中、頭が追い付いていなかった私は、
ふと
「今日休むこと、職場に連絡してきます。」
と言いました。現実に戻りたい気分でした。
循環器科のその先生は穏やかに
「momoさん、私たちの仕事は、まず何よりも命を守ることなんです。
今は、身体のことをしっかり考えましょう。」
とおっしゃいました。
「命」という言葉に、背筋がゾクッとしました。