SILK DEGREES/BOS SCAGGS | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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SILK DEGREES/BOS SCAGGS

●Side one
1.What Can I Say/Boz Scaggs, David Paich
2.Georgia/Scaggs
3.Jump Street/Scaggs,Paich
4.What Do You Want the Girl to Do/Allen Toussaint

5.Harbor Lights/Scaggs
●Side two
1.Lowdown/Scaggs,Paich
2.It's Over/Scaggs,Paich
3.Love Me Tomorrow/Paich

4.Lido Shuffle/Scaggs,Paich
5.We're All Alone/Scaggs
BOS SCAGGSってFMで「Lowdown」が紹介され、その後MUSIC LIFEに
掲載されていたBillboardのチャートを見て凄くヒットしているで
興味を持ったんです。ですから私のBOS SCAGGSとの出会いは
この76年に発表されたアルバム『SILK DEGREES』なんです。
当時は本当に何も知らなかったので、以前はSteve Miller Bandに在籍していて、
その後ソロになってDuane Allmanと共演したなんていう情報は本当にずっと後に
したんですよね・・・・だいたいBillboardのチャートの上位に入っていたら
買っても間違いないでしょうなんて思っていましたからね・・・(^^
さてこのBOS SCAGGSにとって出世作となった『SILK DEGREES』は後に
TOTOのメンバーとなるDavid Paich、David Hungate、Jeff Porcaroが
参加している事で話題になったわけですけど、特にDavid Paichに関しては
収録曲の半分以上をBOS SCAGGSと共作しているんですから驚きます。
ある意味、二人のデュオ・アルバムと言っていいくらいの作品です。
BOS SCAGGSの回想によると事前に各々が曲を持ち寄って制作してなくて、
スタジオに入って曲を作っていた様なんです。
かなりフィーリングが合ったんでしょうけど、どういう繋がりで二人が一緒に
仕事をすることになったかはわかりませんけど、この成功によってその後の
二人の活動が好転した事は間違いないですね。
さて曲の方ですけど、アルバムのトップを飾る「What Can I Say」は
出足のJeff Porcaroが叩きだすドラムの音とDavid Hungateの弾みを付けた
ベースの音で曲の雰囲気がわかってしまいそうな映えた曲です。
曲はとにかくそのリズム隊に引っ張られて、ストリングスやコーラスが上手く
入っていて、より広がりのある素晴らしい曲に仕上がっています。
何処を聴いても極上なサウンドが楽しめるわけですけど、
間奏のサックスのソロもかっこよくて、単に聴きやすい曲ってわけじゃないのも
この曲の大きな特徴だと思います。
この一曲を聴いただけでアルバム全体の雰囲気がわかる様な感じがする
名刺代わりの1曲と言っていいかもしれません。
この曲はアルバムからの第三弾シングルとしてBillboardで42位まで上昇しました。
2曲目の「Georgia」もとてもフックの強い曲で私の大好きな曲の一つなんです。
この曲はBOS SCAGGS単独の作品なんですけど、David Paichと共作するよりは
幾分ストレートなメロディ作りになっています。
曲自体は凄くヌケが良くて、アレンジも凄く曲を盛り上げる感じ押し上げてきます。
でもやはりリズム隊二人の力量の凄さを感じますね。
Jeff Porcaro、David Hungateの演奏は本当に桁外れの素晴らしさです。
特にJeff Porcaroのドラミングは本当に芸術ですよ。
この曲は私の記憶が間違っていなかったらBillboardのチャートに上がっていたと
思うんですけど・・・どうもシングル・カットはされていない様なんですね・・・?
個人的にはシングルにしたらヒット間違いなしだと思っています。(^^
3曲目の「Jump Street」はBOS SCAGGSとDavid Paichの共作なんですが、
やはりDavid Paichが曲作りに加わっていると、ちょっとしたクセのスパイスが
効いて、一味違う雰囲気を作り出してくれます。
BOS SCAGGSのヴォーカルも何となくつんのめりながら歌っている様で
歌っているというより喋っているような感じすらする曲です。
やはりそういうクセ付けがフックになって曲のクオリティをあげているというのは
曲を作った二人の個性が上手く出ているんだと思いますね。
この曲ではLes Dudekのスライドギターに尽きるでしょうね~
もう全面にスライドの音が飛び交っていますから凄いです。(^^
4曲目の「What Do You Want the Girl to Do」はAllen Toussaintの曲で
Allen Toussaintらしい明るい曲を上手くBOZが歌ってくれています。
カバーなんですけど、他の曲とのカラーの違いは感じませんし、
逆に凄く馴染んでいて良いんですよ。多分BOZ SCAGGSの独特な歌声が
Allen Toussaintの曲もオリジナル化してしまったのかもしれませんね。
きっと凄くAllen Toussaintの曲が好きだから、自分に合った曲を選んで
歌ったんだと思いますけど、こうやって聴くとまるでオリジナルですよね。
そしてこのサイド締めくくるのが名曲「Harbor Lights」です。
あう意味BOZがバラード歌手的な見方を日本でされている原点になった
曲の一曲だと思います。
とにかくとても穏やかで落ち着くメロディを持ったこの曲は、
BOZ SCAGGSの代表曲としてあげられると思います。
こういうバラードはゆったり歌えばどうにかなるというものではなく、
やはりどれだけ穏やかな感じの中にフックになるメロディを織り込むかという
事が大切だと思います。
この「Harbor Lights」はそういう意味では静かなんですけど
メロディが映えていて、凄く耳に残るメロディ何ですよね・・・
こういう心地よさが味わえるというだけでも十分に名曲なんですけど、
このメロディにBOZ SCAGGSの歌声が本当にぴったりとあっていて
より深みを感じさせてくれているところに感動させられます。
特にエンディング間際の跳ねた演奏が対比になって良いんですよね~
この曲はシングルのA面になってもいい曲なんですけどね・・・
さてサイドが代わって1曲目は「Lowdown」ですけど、もう~出足からR&Bな
雰囲気に包まてているので、曲の弾み具合が良い感じで体に響くんです。
この曲はDavid Paichとの共作なわけですけど、この曲もスタジオで
作り上げていった曲だそうです。かなりBOZとDavid Paichとの
スタジオでのやり取りは凄く良かったことがわかりますね。
この曲ではもう~出足で決まりって感じで、Jeff Porcaroのドラムと
David Hungateのベースの入りを聴いただけで、自然と惹き込まれそうな
感じなんですけど、歌メロ、コーラス、アレンジのどれもがフックに
なっていて、ただのシングル向けの曲ではおさまらずに、
ヒットする前提で出来上がったような素晴らしい曲になっています。
ストリングスやキーボードのアレンジがR&B的なアレンジになっているは
その頃のブラックミュージックを意識したのかもしれませんね。
この曲はBillboardで3位まで上昇し、RIAA公認ゴールドディスクを獲得し、
さらにGrammy AwardのBest R&B Songを受賞しています。
2曲目の「It's Over」は凄く入りが華やかなポップな感じの曲で
聴いてて一緒に歌いたくなるような映えた曲なんです。
歌メロもわかりやすくて展開もちゃんと入っていて親しみやすいんです。
この曲はバックのギターを聴いているとロックンロールな感じで
演奏しているのがわかるんですけど、そういう感じがうまくオブラートに
包まれている感じなので、雰囲気はポップな曲になっているんでしょうね。
この曲はシングルになっていてBillboardで38位まで上昇していますが、
もしかしたら少しノリの軽さがチャートを上り切れなかった原因だったかも?
でも凄く素敵な曲で私は好きなんですよ。
3曲目の「Love Me Tomorrow」聴いてもらうとわかるんですけど、
レゲエな感じの曲で凄くメリハリのある曲になっています。
こういうレゲエな曲がい曲入っていると、凄く目立ってアルバムの
アクセントになっている場合が多いと思います。
この「Love Me Tomorrow」もそういう印象の強い一曲だと思います。
当時はレゲエって馴染みがほとんどなかったので
この曲を聴いた時は凄くハマってしまって、凄くシングル化を望んだくらいです。
今はやはりアルバムに収めておいた方が良かったなと思っています。
4曲目の「Lido Shuffle」ですけど、このアルバムを初めて聴いた頃は
BOZ SCAGGSのイメージがバラードやAORな歌手だと思っていたので、
この曲を聴いたときは何だか攻めているなと思ったんですよね。
曲の感じからするとそのままTOTOがやってもいいんじゃないのって
思うような跳ね具合なんです。特にギターとかの演奏は聴いていると
TOTOみたいだなって思うんですよね。
個人的にはそんなに好きな曲ではなかったんですけど、
聴いているうちにこういう押しの曲もアリかなって徐々に思って来たんです。
この曲もシングルになってBillboardで11位まで上昇するヒットとなっています。
そしてこのアルバムを締めくくるのが、もしかしたらこのアルバムで一番
知られているかもしれない「We're All Alone」なんです。
この曲こそ、BOZ SCAGGSをバラード歌手なんだと固定してしまった
最大の曲と言っていいくらいの名曲ですね。
BOZ単独で作っていることも彼がバラード作りに長けている印象を
作り出したのかもしれませんけど、とにかく本当にメロディが美しいんですよね。
多分このアルバムからシングル曲を剪定したとすれば間違いなく
この「We're All Alone」は入って来る曲だと思います。
ですが…信じられませんが、この曲はシングルになっていないんです。
ですからシングルになっていないことから即他のミュージシャンのカバー
ラッシュが起こったほどです。私から言わせれば何故にシングルに
しなかったのって言いたいくらいなんですけどね・・・
メロディはいう事ない素晴らしさですけど、やはりこの曲にはBOZの声が
一番あっているんですよね・・・何もかもが素晴らしい名曲です。
この曲で『SILK DEGREES』が幕を閉じていくというのも
また名作の演出なのかもしれませんね・・・本当にこういうアルバムに
出会えたというのは私にとって本当に良かったと思っています。
最後にこのアルバムは76年に発表され、Billboardで2位まで上昇し、
RIAA公認プラチナディスク(USのみで500万枚)を獲得しています。
アルバムの内容もさることながら、ジャケットも秀逸ですね。(^^
https://www.youtube.com/watch?v=9VqBimKnm_U
https://www.youtube.com/watch?v=xFVc2ugjiHI
https://www.youtube.com/watch?v=HQZBaJAngH8
https://www.youtube.com/watch?v=EO060wkbtjQ