
【出演】
森山未來、長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子、新井浩文、金子ノブアキ、リリー・フランキー、りりィ、ピエール瀧 、Perfume、満島ひかり、野波麻帆、松本莉緒、菊地凛子、バナナマン、在日ファンク、スチャダラパー、女王蜂、TOKYO No.1 SOUL SET、神聖かまってちゃん、ももいろクローバーZ、山下敦弘、杉作J太郎、吉田豪、掟ポルシェ
【監督・脚本】
大根仁
“恋が、攻めてきたッ!”

「モテキ」とは、人生において突然、異性にモテる時期!
藤本幸世(31歳)
~恋愛ベタのモテない草食系男子~

恋にへたれなサブカル大好きの‘セカンド童貞’。
金なし夢なし彼女なし対人スキルなし。
夢のようなモテキから1年後……4人の女の子たちとの関係は終わってしまった。
派遣社員を卒業し、ニュースサイトのライター職として新しい生活を踏み出そうとしているが、結局のところ新しい出会いも無いまま。

「俺は童貞じゃないからね。‘セカンド童貞’だから。一回しかしたことないけど……しかも好きでも何でもない女と。あ~~好きな人とセックスしてえぇぇ!」

だが……ある日突然、‘モテキ’が訪れた!
全くタイプの異なる美女4人が急接近!
その4人の美女とは……。

松尾みゆき(26歳)
~殺人級の笑顔を持つ女~

幸世にまさかの大本命!?
殺人級の笑顔を持つキュートな雑誌編集者。
幸世とはツイッターで知り合い、下北のヴィレヴァン前で待ち合わせ。そしたらサブカル趣味で意気投合。
いい雰囲気になるが……あっさりと、
「いるよ、年上の彼氏」
でも幸世に好意を抱いているみたい?
これは天然?計算?
「なんだ~~カッコイイじゃ~~ん!」
桝本るみ子(33歳)
~お嬢さま系の一途な女~

幸世にまさかの逆告白!?
恋したら真っすぐな、どっぷり恋愛体質の清楚系美人OL。
一人カラオケが趣味。
親友であるみゆきのセッティングで幸世と知り合い、まさかの一目惚れ→逆告白!
意外に激情的な一面もあり(ある意味、痛い女)幸世をめぐってみゆきに嫉妬?
そして幸世をおもいっきりふりまわすのだ。
「一人カラオケなう。B'zメドレー最強!」
愛(25歳)
~秘密のハデかわ女~

幸世にまさかの逆プロポーズ!?
墨田さん行きつけのガールズバーの美人店員。
夜の顔はアゲ嬢だが、昼はまた別の顔を持つ謎だらけの女。
「藤本さんのような男性って意外と需要がありますよ」と、誘惑?
だが、その実態は?

「気が向いたら、結婚してくださいね」
唐木素子(33歳)
~ツンデレS女~

幸世にまさかのラブ調教!?
幸世を厳しく指導する毒舌&ドSな先輩社員。
下ネタ全開で叱咤激励!
幸世のことをいつも罵倒するのは、もしかして愛情の裏返し?
OJTだけじゃなく、OLTまで面倒をみてくれる?
「ミスばっかしてんじゃねーよ!ったく、この童貞が!金やっからさ、風俗でも行ってこいやー!


」そんな4人の美女の間で揺れ動く幸世。
が、やはり本命は……みゆきちゃんだ!
「こんなのはじめてだ……今まで出会った女の子と全然違う……いや、冷静になれっ!期待するな!期待しちゃダメだぁ!」
モテキの波を超えて、幸世は本当の恋愛(含むセックス)にたどりつけるのか???

恋愛偏差値の低い冴えない男子が、ある日突然訪れた「モテキ」に翻弄されながら、女性たちとの恋愛を通して成長したり(しなかったり)していく様を描いた……ハートがバクバクしちゃう痛快ラブコメディ。

幸世は‘セカンド童貞’だということに強いこだわりを持つサブカル好きのモテない草食系男子。
ニュースサイト‘ナタリー’の就職面接に行くと、なぜかあの墨田さんが!
『ソーシャル・ネットワーク』に感化されて会社を興したらしい。
「お前、相変わらず童貞臭プンプンきてんねぇ。サブカルクソ野郎が」
そこに同席しているのが、恭子である。
「ツイート3万って……どんだけつぶやいてんだよ。え?しょこたんかよ?彼女いないでしょ?てか、最後にセックスしたのいつ?」
こうして、女にだらしないグータラ社長の墨田と、毒舌ツンデレS女の恭子の下で働くことになる幸世。
そんな幸世は取材で‘夏フェス’へ……そう、土井亜紀との苦い思い出がまだ生々しく残るあの‘夏フェス’だ!
ステージ上では在日ファンクのライヴが行われている中、ひとりの女の子が声をかけてくる。
「え?もしかしてスタッフの方ですか?」
「いや、取材でね」
「え~凄~~い!カッコイイ~!」
‘おいおいおい、これはイケるか~!?顔はたいしたことないけど、超エロいんですけど。これは、やれるか?やれちゃうか?’
「あ、あのバックステージパスがあるから、よかったら一緒に……」
が、世の中そう甘くはない。
そこに彼女の彼氏が登場し、おもいっきり凄まれてビビりまくるへたれな幸世。
去っていく二人の後ろ姿を見つめつつ……自分をけなす会話をしていると勝手に妄想し……泣きながら森の中を疾走するのでした。
バックに流れるは~もちろん、大江千里の「格好悪いふられ方」だ!
あれ?これじゃあ、まるで土井亜紀の時と全く同じ展開じゃないか!
て、ついさっき会って二言三言話しただけの女なんだから、ふられたも何もないだろって話ですが(笑)。
というわけで、このエピソードを皮切りに、メインカルチャーとサブカルチャーの狭間を往くJ-POPミュージックを挟みつつ、純愛⇔エロスを行き来する超普遍的でオバカな恋愛劇が展開されるのだ。

「好きよ、抱いて!好きよ、抱いて!」の掛け声も勇ましい(?)女神輿の上に乗り、
「もう一回こい!俺のモテキよーーーー!」
そしてフジファブリックの「夜明けのBEAT」のテーマ曲が流れる中、ハッピ姿で乱舞するキャスト陣という、いきなりテンション上がりまくりのゴキゲンなオープニングから、今まで観たこともないような斬新なエンドロールまで、全く飽きさせることなく一気に突っ走る~~エロくて、切なくて、サブカルチック満載で……且つ超笑えるサイコーのエンタメコメディです。
ただ評価は真っ二つに別れるかもって感じもしますが!?
ストーリーや台詞に小ネタがたくさん詰まっているので、そこが分かるか分からないかで面白さ度合いもかなり違ってくるのかなと。
分かる人は思わずニヤリッ&大爆笑。
分からない人は「え?今の何が面白いの???」みたいな。
例えば、みゆきに恋心を伝えたい、でもできない……と悶々として超ヘコんでいる幸世に対して、叱咤激励を飛ばす恭子の台詞。
「落ち込んでじゃねーよ!青春映画かよ!『ボーイズ・オン・ザ・ラン』かよ!」
評価は高かったけれど決して一般的には有名とは言えない『ボーイズ~』を引用する微妙な匙加減がサイコー。
しかも『ボーイズ~』の主人公と幸世のキャラは、何となく被る部分もありますしね。
ところで、仲さんと真木よう子の出演シーンが意外と少なくてちょっとガッカリしたけれど……実はこれって敢えて出し惜しみしたのではないだろうか???
『モテキ2』への布石として。
この二人との恋愛模様は、パート2で詳細に描かれるんですよ……たぶん(笑)。
それから幸世とPerfumeのコラボ、ミュージカルシーンがメチャメチャよかった!

Perfumeはもちろんのこと、森山君も超キュートです。
あ~~その他にも、あれとか、あれとか~~~まだまだ書きたいことがありすぎるので、この続きはまた改めて




