やはり北海道ほぼ全域での停電、いわゆるブラックアウトの原因は原発再稼働を前提とした供給計画を最優先としてきたことにあった。泊原発再稼働を前提として、その間をコストが安い大型石炭火力発電所の苫東厚真に頼らざるを得ない一極集中フル稼働でしのごうとしてきたことが原因であった。大切なことは対策だ。周波数変動の回避を目的とした電源停止をいかに回避するか、今回機能しなかった本州との連系線の原因解明と強化、そして石狩湾新港発電所の完成を前倒しで急ぐことだ。大地震で停電が起きて発電施設が損傷するような場所で積極的に原発頼みがどれだけ愚かな事か、さすがの経産省もようやくわかったのだろう。
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「経産省幹部は「原発にこだわらず、早めに手を打つべきだったのかもしれない」と漏らす」
(2018/9/8 日本経済新聞 電子版)
いかなる理由であれ泊原発の電源喪失は事実であり、その原因も原発再稼働を前提として一極集中を続けてきた計画と管理体制のずさんさにある。非常用電源ガー(笑)7日間しかもたない。そして大型発電所一極集中なら泊原発が震度2でもそれ以下でも電源は喪失しただろう。また活断層の上の泊原発が震度6以上の地震に晒される可能性はゼロではない。 「セシウムは燃やせば分解する」でお笑い原発推進の旗手となった池田センセが幾ら煽ったところで泊原発の再稼働はナンセンスきわまりないものなのだ。もはや原発を稼働せよなどという妄言を発するのは永遠不滅の柏原発(笑)を脳内に描く原発真理教信者しかいないだろう。
By チダイズム
中古レコード屋さんで手に入れたのは、この日本盤であった。70年代末にキング・レコードが企画した伝説の『ユーロピアン・ロック・ コレクション』、その第一回のラインナップに並んだ本作は、それなりに注目を集めたことだろう。なにせ「European Rock Collection Part1」のMauroPaganiやOsanna、New Trolls、La Düsseldorfあたりの錚々たるメンツと顔を並べていたわけであるから。ドイツのKölnで結成されたSatin WhaleはベースのThomas Brück、ギターとSax、Fluteを演奏するDieter Roesberg、鍵盤奏者のGerald Dellmann、ドラムスのHorst Schättgenにによって結成された4人組。Brain Recordsからデビュー・アルバム『Desert Places』を74年にリリース、ドラムスがWolfgang Hieronymiに交代して2ndアルバムとなる本作をNovaからリリースする。Joy UnlimitedのKen TraylorがVocalとしてGuest参加している。また、Freya WippichとRale Oberpichlerという2人の女性VocalがGuest参加している。デビュー・アルバムから、本作でよりJazzyでFunkyなBrass入りのJazz Rock路線へ方向性を定めた彼らは、SaxやFluteも演奏するRoesbergやVibraphoneを演奏するDellmannによりサウンドに色彩感を加えることに成功している。英語で歌われるVocalも含め、基本的にはBritish Rockの影響を強く受けながらもそれなりの演奏技量を持ったメンバーによる力作として本作は評価されるだろう。残念ながら、この路線をより強化していく方向性に彼らが進むことはなかったが、それゆえに貴重な一枚といえるかもしれない。中古レコード屋さんでは、タダ同然の価格で売られていた本作だが、幸運なことに70年代欧州のB級ながら中々味わい深い一枚として、自分は忘れた頃に引っ張り出してターン・テーブルにのせて楽しんでいるのだ。
『Lost Mankind』はSatin Whaleが75年にリリースしたアルバム。
アルバム1曲目はBrass隊やPercussion、女性Chorusが盛り上げる“Six O'Clock”。PercussiveなHammondや低音でウネるベースや切れ味鋭いドラムスも中々頑張っている。GuestのKen TraylorのSoulfulなVocalも良い。
ClassicalなHammondとFluteで幕を開けるタイトル曲“Lost Mankind”。Dieter RoesbergのFluteがLyricalな旋律を奏で、ギター・ソロもイイ感じ。HammondとギターのUnisonも軽快にキメながら、Vocalが登場すると、女性Chorusも加わりPink FloydのようなDramaticな展開になだれ込む。
哀愁を帯びたEuropeanなピアノがいかにもな“Réverie”。RoesbergとDellmannの共作。
再びBrass が炸裂するイントロが印象的な“Go Ahead”。ドラム・ソロを挟みSaxソロ、やや垢抜けないVocalやEnsembleがB級っぽさに満ちている。Fluteソロやギター・ソロ、Hammond、女性Chorusなど一生懸命FloydやJethro TullあたりのBritishな雰囲気を出しているのが微笑ましい。
“Trace Of Sadness”も昭和歌謡的なイントロに代表されるイナタさからHammondやギターが唸るBritishなRockに展開していくのが面白い。
“Midnight Stone”も哀感漂う泣きの入ったナンバー。
Fluteが大活躍する“Song For "Thesy"”。Dellmannが演奏するVibraphoneもイイ感じ。
アルバム最後を飾るのは“Beyond The Horizon”。ここでもギターとHammond主体に刻々と変化するリズム隊にのってのびのびとした演奏が微笑ましいが、ようやくHammondソロが炸裂しお約束のギター・ソロに展開するのが面白い。
(Hit-C Fiore)

