Altonaは以前ご紹介したThrice Mice!のメンバーを中心に結成されたBrass Rock Band。ギターのWerner von GosenとVocalとSoprano/Baritone Sax担当のKarl Heinz Blumenberg(Carlo Blumenberg)がThrice Mice!時代からのメンバー。これにベースのFritz Kahl、ドラムスのHans-Heinz Gossler、ギターのKlaus Gerlach、Tenor SaxにMichael von RönnとWolfgang Wülffを加えた7人編成である。Blumenbergの力強く暑苦しいVocalを前面に押し出し、3人の管楽器奏者がガッツリ攻めまくるHardなBrass Rockは中々の迫力だ。Fritz KahlとHans-Heinz Gosslerのリズム隊も強力だ。凝りまくった変拍子こそないものの変幻自在に躍動するRhythmを重心の低いBottomで支えまくり、ゴリゴリとDriveするKahlのベースが特に素晴らしい。Werner von GosenとKlaus Gerlachの2人のギタリストもHardでFunkyなギターを弾きまくっている。3人の管楽器奏者を擁し、鍵盤楽器不在であったことも関係しているのかもしれないがFunkyで洗練されたJazz Rockではなくあくまでも骨太の泥臭いHardなRockを志向していたのは興味深い。次作『Chickenfarm』ではメンバー・チェンジがあり、ギターのGosenが脱退し鍵盤奏者も加わって、よりスケールの大きいサウンドになっている。どうやらアルバム2枚で消滅してしまったらしいが、VocalのBlumenbergは、その後もしぶとくシーンに残って活動を続けていた。しかし惜しくも2016年にこの世を去ってしまったのは残念だ。
『Altona』はAltonaが75年にリリースしたデビュー・アルバム。
アルバム1発目は“Can't Live Without You ”。WahギターにFunkyなリズム隊、Karl Heinz Blumenberg(Carlo Blumenberg)の迫力に満ちたVocalが良い。
“Cocopus”も重厚なBrass SectionにHeavyなギターのRiffが絡むイントロがカッコイイ。突如としてアコギがかき鳴らされ、BlumenbergのVocalが切々と歌い上げる。泣きのギターがいかにもではある。するとSaxを合図に再びBras隊が攻めたてる。
勢いに満ちた“Überlandfahrt”はHeavyなイントロからStatus Quoかよ!みたいなHardなBoogieに展開する。Brass Sectonによるキメ、さらにHardに攻めたてる。
“7/4”はタイトル通り7拍子かと思いきや、思いっきり肩透かしで、これまたゴリゴリしたベースとギターのRiffが引っ張るHeavyなRock。
“Boulevard ”は高速フォービートなベース・ランニングにBrass SectonのRiffがのるエネルギッシュなJazz Rock。BlumenbergのVocalも暑苦しいまでに気合いが入りまくり。最後はBrass Sectionのキメがフォービート・ランニングベースにのって
これまたギターとBrassのHeavyなRiffで始まる“Frustration”。Blumenbergは強烈なShoutとJazzyなScatで存在感をみせつける。最後に飛び出すFreakyなSaxソロがカッコ良すぎ。
最後を飾るのはギターとBrass隊のHardなRiffがカッコ良すぎる“Hide Yourself ”。
(Hit-C Fiore)


