
Violent Femmesはベース奏者でMulti-InstrumentalistのBrian RitchieとドラムスのVictor De Lorenzoのリズム隊がSinger-SongwriterのGordon Ganoと出会ってMilwaukeeで結成された。Acoustic Punkな3人組バンド。路上演奏をしていたという彼らはAmateurishで斜に構えて突っ張っていても何となく気弱で不器用な若者っぽいところが新鮮に感じる。Punkを経過した荒々しく性急なBeatと現状に満足できない若者といった感じのVocalが生み出すPrimitiveな音楽がたまらなく心に響くのだ。FolkyでPunkで勢いだけで突っ走る、その心意気が良い。ピコピコSyntheにキラキラDigital音源のエレピに打ち込みお化粧肩パッドジャケットの80年代に、こんなに無骨でRawでアホなバンドがいたことが嬉しい。今やすっかり偉大なるCultバンドになってしまった彼らだが、このデビュー・アルバムは何時までも色褪せないだろう。やっぱり自分はTrio編成のバンドが好きなんだなと思ってしまう。何気に社会派なところも彼らのPunk精神が感じられて良い。80年代のサウンドはどうしても今となっては古くささを感じてしまう作品が多いのだが(それも嫌いではないが)、このアルバムは普遍的な魅力に溢れていつまでも輝き続ける大好きな作品だ。
『Violent Femmes』はViolent Femmesが83年にリリースしたデビュー・アルバム。
アルバム1発目はイントロのアコギのRiffがカッコイイ疾走感に満ちた“Blister In The Sun”。Acoustic GuitarにWood Bass、Standing Drumsで
これまたスピード感に満ちたAcoustic Punk“Kiss Off”。吐き捨てるようなVocalとChorus、若さゆえの暴走が発するエレルギーにクラクラする。
“Please Do Not Go”はHumorousなChorusもイイ感じのお気楽脱力ソング。
“Add It Up”は激カッコイイAcoustic Punk。
“Confessions”はMinor Keyで呟くように歌われるヤサグレAcoustic Punk Ballad。
ノリノリの“Prove My Love”。Driveするベースと威勢のいい野郎Chorusがイイ感じ。カッコイイっす。
これまた爽快にぶっ飛ばす“Promise”。Riffもご機嫌だし、開き直ったようなChorusも最高。
ぶっ飛んだギターのフレーズがカッコイイ“To The Kill”。ぶっとくモコモコしたベースとツボを押さえたドラムスがガッチリ支える中、斜に構えたVocalとChorusが最高。
これまたヘタウマな Xylophoneが面白い“Gone Daddy Gone”。
最後は弾き語り風のBallad“Good Feeling”。Violinとピアノがイイ感じ。
◎Blister In The Sun/Violent Femmes
(Hit-C Fiore)

