中学受験 元塾講師の視点 | よもやま話

よもやま話

色々と感じた事を書いてみたいと思います

受験生には、三種類がいる。
・実力に比べ理想は高いが、現実が分かっていない子
・地道に頑張っているが、なかなか成果に結びつかない子
・地道に成績を上げて行く子

まず必要なことは、実力の見極めだと思う。
ここで言う実力とは、もともと持っている能力によるものもあるが、それ以上に取り組む姿勢や意欲である。
子供には、育って来た環境の中で、物事に取り組む姿勢や意欲が養われる。
これは、親によるものが大きく、親の物事に対する取り組む姿勢に起因する部分が大きい。
頑張らない親に育てられた子供が頑張れるとは思えない。
頑張る親の背中を見て子供は感じるのである。
よくよく見比べてみれば、なるほどと納得できることである。
地道に頑張っているが結果が出せない子は、目的が頑張ることで、成績を上げることではないのだ。
地道に頑張れば、成績が上がるは間違いだ。
むしろ時間の無駄。
なんでもそうだが、物事を整理する力がないと、理解はできない。
何が重要か?何が言いたいのか?何故そうなったのか?を論理的に整理する力が必要である。
ノートを綺麗にとることや大事な部分に線を引くことが重要なのではなく、
情報を整理する事。体系的に物事を捉える事。
これは、訓練が必要だ。もし天才的な子供がいるとすれば、この部分が優れているのである。
そしてこの能力は、人生で役に立つ。
ここを伸ばすためには、親が教えれないのであれば、塾で鍛えるべき内容なのだろう。
正直、学校で習えるものではない。
つまり受験のポイントは、
情報を整理する事。体系的に物事を捉える事。