そして企業は、国内需要だけでは生き残ることができないため、海外へと進出し、今やグローバル企業は、売り上げの半分以上を海外に依存する。
そんな中、子女教育には、語学が必須となった。
ただ国際感覚とは、ただ単に語学ではない。
文化という、その土地に根付いたモノを理解しなければ、国際社会で生きてはいけない。
そのためには、祖国の生まれた土地の文化を理解することから始める必要がある。
なぜなら、何が祖国と異なり、何が特徴的なのかを理解できなければ、渡航先、滞在先の文化を尊重できないのである。
うまく伝えれないが、小さい時から、祖国の文化と離れた生活を子供に強いると、その子のアイデンティティが根付かない。
勘違いしてはいけないのは、国際化=欧米化ではないのだ。
国際化とは、違う文化、習慣を持った人間同士が、互いを尊重しながら、理解し合うことなのだ。
自分との違いが理解できない人間に、国際社会(文化、習慣の異なる他人への理解)を理解することは難しい