欧米でもてはやされる、ベンチャー、スタートアップ等々。があたかも素晴らしいかのような。
確かに、日本はハードに強いがソフトに弱い傾向はあると思う。
ただ、日本はとてもすごい国だと思う。
この表現は、直感的で、表現的に良くない部分があるかもしれないが、直感的に書きたい。失礼な表現があるかもしれないが、そう感じたら、読み進めないで欲しい。
ベンチャーやスタートアップといったものは、多くが一発屋。
一発のアイデアが、世界を変えることもあるかもしれないが、ギャンブルである。世界中がこんなことになったら、一発屋を面白いと理解し、実現する技術がない状態がおこる。
世界のモバイルや自動車で、斬新なデザイン、画期的な技術を縁の下で支えているのは、日本の技術である。
日本の技術で作られた部品は、良く模倣される。ただ、模倣屋は模倣屋の域を出ない。
模倣屋から、次の新しい技術開発ができたとしても、模倣品の改良程度だ。
日本の技術や文化は、確かに根付いている。
よく海外で、自然災害後の風景で、日本では見ないような光景がある。
例えば、大して大きな台風でもないのに、街路樹が倒れてしまっている。
その街路樹の根を見ると、全く根付いていない。
普段見ていると、綺麗に見えるが、実際は置き物程度の飾りで、いとも脆いものである。
歩道のタイルにしても、しばらくするとグラグラに揺れ、割れ、そういった風景を見るにつれ、日本の強さの根強さを感じる。
同等やそれ以上に見えても、根本的な強さが違う。
この部分を、以後も強みとして、引き継いでいく風土の醸成が必要だと感じるし、技術立国である素晴らしさが後世に残るような活動をしたいと思う。