不妊・子宝のやさしい漢方 古河市の漢方倉持薬局

 

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○ジャンプアップはこれからの不妊治療のキーワード

卵子のエイジングを考慮した考え方

通常の不妊治療における「ステップアップ」に対して、「ステップダウン」という考え方を述べました。ここでは、さらなる新しいキーワードとして「ジャンプフアップ」とうことをお話したいと思います。

これまでお話ししたステップアップ療法に対して、ジャンブアップとは、たとえば途中の人工授精というステップをパスしてしまい、いきなリタイミング法から体外受精にエントリーするような場合、あるいは、タイミング法や人工授精を経ることなく、不妊治療のエントリーがいきなり体外受精である場合を指します。

ジャンプアップという考え方を提案する理由は、卵子のエイジング(加齢)という問題があるからです。卵子は20代に生殖機能のピークを迎え、30代からは少しずつ卵子の老化という現象が起こります。ある歳を過ぎるとその老化のスピードは速くなり、年を追うごとこ妊娠しにくくなります。このため、ステップアップによるプロセスの進行があまりにものんびりしていると、気がついたしきには数年間という時間が経過して、高度生殖医療によっても妊娠しにくい年齢になってしまうこしにもなりかねません。

ですから、女性の年齢が30代半ば以上の場合、医師に「人工授精を6回程度試してみましょう」という提案をされたとき、カップルのほうから「人工授精は3回まででお願いします。そして結果が出なければ改めて考えます」というような明確な意思表示をすることは、当然の権利です。いうまでもなく、人工授精を6回行っているうちに、卵子のエイジングは最低でも半年は進むのです。

                            

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