サポーターの間では誰もが知る森仁美。
スフィーダ在籍年数4年。
2013チャレンジリーグ得点王。
その小柄な身体からは想像できないほど身体を張り、誰よりも攻守における嗅覚を持ち合わせたプレーヤーでした。
決して派手さがあるわけではなく、一見得点王になるようなプレーヤーには見られないことが多いのですが、彼女の実力は本物でした。
まさに玄人好みのプレーヤーと言っても間違いないでしょう。
「単純に人の倍上手い選手」
その言葉がぴったりと当てはまる素晴らしい選手でした。
森はこの4年間で本当に多くのことを学び、成長を続けてくれました。
4年前、彼女がチャレンジリーグで得点王になるほどの選手になるとは想像すらできませんでした。
しかし、直向きに、サッカーと向き合う姿勢は、小さな森でも高き壁を乗り越えられる力を与えてくれました。
私の中では非常に印象の強い選手です。
何故なら、物凄い勢いで成長を続け続けた選手ですからね。
彼女の引退は少なくとも多くの女子サッカー関係者に衝撃を与えたことでしょう。
あの一番良い時期に引退なんて誰もが考えなかったことですからね。
本人も少なからず後悔はあるのかもしれません。
彼女は、スフィーダを愛し、サッカーを愛しています。
今でも心残りがないと言ったら嘘になるかもしれません。
ただ、自分の為に、自分の道を進む決断をしたわけです。
ここまで十数年、サッカーだけの生活を送り、少し疲れてしまったのかもしれませんね。
しかし、彼女は言っていました。
「またサッカーやりたくなったら連絡します」と
勿論、森なりのジョークですよ
今は、新しいステージで闘うための準備を余念なく行っているはずです。
多くの方々に愛して頂いた森仁美。
仕事の関係上、きっとホームの試合も観に来ることは出来ないと思いますが、どこかで見かけた際は声をかけてあげて下さい。
森はシャイで、根暗なので
これまで森の応援、誠にありがとうございました。
川邊