中央新幹線対策本部長の森副知事は5日、記者会見をし、リニア中央新幹線の静岡県の認識を公表した。
静岡県の公開動画
リニア中央新幹線整備の環境影響に関するJR東海との「対話を要する事項」について 2024年2月5日 (youtube.com)
テレビ静岡
【リニア】ゴールはいつ?対話要する47項目のうち30項目は未解決との見解示す…副知事が会見 静岡(テレビ静岡NEWS) - Yahoo!ニュース
静岡朝日テレビ
事態に進展はあるのか? リニア工事で懸念抱く47項目の進捗状況発表 静岡県「終了したのは水資源の17項目のみ」(静岡朝日テレビ) - Yahoo!ニュース
SBSテレビ
「47項目中30項目の対話が終わっていない」リニア問題を担当する静岡県副知事 JR東海に示した懸念を評価(静岡放送(SBS)) - Yahoo!ニュース
静岡第一テレビ
【リニア】県がJRに示した“対話要する47項目”…県の見解「終了したのは17項目のみ」(静岡県)(Daiichi-TV(静岡第一テレビ)) - Yahoo!ニュース
テレビ朝日
リニア中央新幹線の建設めぐり…静岡県「30項目が未解決」 議論継続を主張(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
朝日新聞
「47項目中30項目は未了」 リニアめぐる課題に静岡県が現状認識 (msn.com)
静岡新聞
アラカンおじさんのコメント
リニア中央新幹線対策本部長の森副知事の会見だが、今回の主役は何といっても数多くの雑誌に川勝知事の批判記事を投稿している静岡経済新聞の小林一哉氏であろう・・・
某雑誌に投稿された彼の記事では他人の意見を聞かない川勝知事としながら、説明する森副知事の意見を聞かない小林氏ということが如実に伺えた。
YouTubeで公開された動画を見れば自己中心的な彼の本性がリニア問題解決を遠ざけていることが理解できるであろう。
従って、今回の森副知事の会見は県民というよりもマスコミの記者さんへのレクチャーと言った方が的を得ているかもしれません。
今回の会見でマスコミからの質問で注目したのは「南アルプスは長野県、山梨県の3県に跨っているのに静岡だけ特殊な事情があるのか?」
これに対して担当者からの補足回答は「主要な河川を他県はあかり(橋梁)で横断しているのに対して、大井川だけはトンネルで横断する」というものだった。
ズバリ的を得た回答で、もし大井川を橋梁で横断する計画であったならば今問題になっている大部分の懸念は存在しなかったということである。
常日頃から気になっているのは、南アルプストンネルがJR東海の計画の通りに貫通できるのかという疑問である。
飛騨トンネルは大量高圧なトンネル湧水を抜くことで何とか完成にこぎつけた。
一方、リニア南アルプストンネルは水を抜かないことを前提に計画されている。
地形的条件は飛騨トンネルに比べてはるかに悪い。
どれだけの量がトンネル湧水として流れ出るのかも想定されていない。
そもそも、断層破砕帯において水がある状態で薬液注入することが可能だろうか・・・?
何をするにも、水を抜かなければどうすることもできない。
公開されている飛騨トンネルの工事記録を見ればどれだけの水抜き工事を施して貫通できたのかが実感できるであろう。
工事前に水を抜くことの是非が今までに検討された形跡は見当たらない。
田代ダム取水抑制案がどうのこうのという前にこの問題は検討しておくことが必要であろう・・・
飛騨トンネル(飛島建設)