今年も好きなものと

年明けから大変なニュースが続いてますね。

元日、私が住む地域も震度５の地震がありました。
今のところ断水や停電もなく、大きく破損した物もないので生活に支障はありません。


地震が起きた時、私はアパートの３階の部屋に１人でいたんですが、大きい揺れが来てなかなかおさまらず、棚から物が落ち始めて慌ててヒーターを消し、玄関の鍵を開け、外に出たところで揺れがおさまりました。
棚から落ちた物はマニキュアやハンドクリーム、洗濯バサミなど軽い物。大きいものだと壁に立てかけてあった全身鏡が倒れたんですが、これも割れない程度です。

地震が起きている間、一番怖かったのは、どうしたらいいかわからない、ということです。
部屋にいた方が良かったのか、外に出た方が良かったのか、今でもよくわからないんですが、
私はまだ歩けたので、物が落ちると怖くて部屋にいる気にはなれませんでした。

とにかく、経験したことないことばかりで怖かったです。



今でも小さな余震に飛び起きてしまうんですが、周りでも、毎日怖い夢を見たり、ガスが怖くて使えなくなり寒い思いをしている人がいるようです。
私の地域ですらそうなのに、震度７を経験された方の怖さはどれほどだったんだろうと思います。



食べ物を目の前にしても、被災された方を思うとなかなか食欲がわかなかないことがあるんですが、そんな時「きのう何食べた？」のあるシーンが繰り返し思い浮かびます。

2020年のお正月スペシャルで、弁護士であるシロさんが、依頼人の印刷会社の社長と出前のうな重を食べるシーン。
社長は、事業不振で家族に迷惑をかけないために妻と離婚しています。そんな自分がうなぎを食べていいのかためらうんですが、結局口にして泣きながら自分を責めてしまいます。そんな時シロさんは、
「うまいもんが目の前にあれは食いますよ。それに、うまいもんを食べた時に、また一緒に食べたい、食べさせてあげたいと思う人が心の中にいる人間は、何があってもやり直せます」
と声をかけます。

私も、先のことを考えるならまず自分の健康だ、と思い食事をとるようにしています。

どんなものでも、自分の好きなものは、知らず知らずのうちに心に大きな財産を残してくれるものだと思います。
心に残っていれば、どんな環境でもきっと自分の気持ちを救ってくれます。



被災された方もそうでない方も、連日の報道で少なからず気分が落ち込こむことがあると思います。
まずは自分の安全と健康。
なかなかすぐにいつも通りとはいかないかもしれませんが、プラスアルファはまたそれから、でいいと思います。


皆さんも暖かい場所で、少しでも気持ちが休まりますように。
それから、今年１年、自分の大好きなものと大切な時間を過ごせますように！