こんにちは。瀬谷松栄塾田中です。
先日、
という自立指導塾についてのブログを書きました。
当塾は個人塾であり、身体は重くともフットワークは軽いので、その時その時に最適化をしながら指導形態をどんどん変えていっています。
メンバーの能力や、学年ごとの人数によって「やるべきこと」「やったほうがいいこと」「やらなくてもいいこと」は変わっていきます。(やってはいけないことは基本的に変わりません)
その上でですが、結局当塾でやっていること自体は「自立学習」の一言では終わらないんですよね。
一般的な自立学習のイメージは「質問のできる自習室」でしょうか。
「自立から自律へ」のようなキャッチフレーズもよく見かけます。というか自分も使っていました。
こういうお話は言葉の定義が曖昧だと理解がしにくいので、まず意味を書いていきましょう。
【自立】じりつ
《名・ス自》
自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと。
「―心が強い」
【自律】じりつ
《名・ス自》
自分の気ままを押さえ、または自分で立てた規範に従って、自分の事は自分でやって行くこと。
こうなると自律は「やりたくない等という感情に支配されずに、やるべきことをやろうとすること」と言えます。
大人ですら自律することは難しく、その上まだまだ彼らは子どもです。
そういう意味で「自律」することは難しいのは当たり前です。
一方でいつかは身につけなければいけないことでもあります。
※・・・自分がそれをできているか?と考えると正直不安になります。毎日毎日仕事に追いかけられて、期限に追いかけられて、その日にやるべきことをきちんとできているのか?適当に流していないか?自問自答が必要です。というかできていないな、なんて改めて思います。
実際、中堅層までは「自分がどこまでできなければいけないか」という判断もできません。
それ以前に自分ができてるかできていないかの判断も正確にできません。
間違うことも多いと、課題の発見やおさえるべきポイントの発見自体が難しかったり、それに対する正しい対応もわかっていなかったりします。そうなると、「自律できている」のに「自立できていない」なんてことも起きてくるでしょう。
そうなると逆に「自律」することはできても「自立」することが難しい、という問題が出てきます。
でもいいんですよ。そんなの。
そういうのこそプロに任せればいい。目標までの距離や課題、行っている行動の問題点の把握。それに対してのアプローチ。そういったものをすべて私がやります。
だからこそ当塾は「質問できる自習室というわけではない」のです。
自立指導塾のメリットは
「費用を安くできること」
「それぞれがそれぞれのやるべきことに取り組めること」
デメリットは
「いい加減な勉強を見逃されやすいこと」
「なにをやるべきかわからないと、時間つぶしの勉強になってしまうこと」
「教えてもらわないと効率が悪い部分とそうでない部分の判断が自分で付きにくく、時間を無駄にしてしまうことがあること」
それらのデメリットのうち前者2つは机間巡視と、帰宅前のノートチェックでかなり防ぐことができます。
最後の点に関しては、出来る限り同じ弱点を持った生徒を同じ日・同じ時間に集め、集団授業を実施することで解決します。
極端に「ある箇所の理解」が低いケースには、まず私が指導ポイントを押さえます。そしてそのポイントに対応するプリントを使った演習、PCによる解説授業を受けてもらったり、適切な参考書で勉強してもらったり。そうやって不明点を理解をするために必要な基礎知識のインプットをします。そしてある程度力がついてからその箇所をもう一度やってもらいます。それでもわからないようなら個別で説明をします。
→ある一定以下の学力の生徒に関しては、ピンポイントの個別指導では理解ができないことが課題でしたが、これに関しては10月1日より個別指導のコースを作りました。
それぞれの生徒に対してやるべきことを指示し、時に話し合い、選んでもらう本科、全てを指示・指導する個別指導コース。さらに9科指導です。学校の提出物についても管理をします。これが当塾では内申点を上げるためのキモになっています。
そういう意味では最初から上位にいる生徒にはあまり当塾の強みは活かせないかも知れません。と2021年当時は書いていましたが、実はそういう生徒も当塾に継続して通い続けています。直接指導する時間が少ない・自分で自分が管理できる生徒に関しては月謝が安くなる仕組みがあるためです。
宿題管理をしなければいけない生徒には、オプションとして私が直接進捗管理をします。
※ただし基本的に中学生にはほとんど宿題を出しません。
あくまで「生徒の学習時間を宿題以外で確実に確保し」「個別で指導する時間と」「集団指導を併用して」「かかる費用をなるべく減らすことのできる」塾の仕組みを毎年毎年ブラッシュアップしていったらこうなってきました。自立指導塾、と自称しているのはあくまで保護者の方に上手く伝える方法が今のところ思いついていないからです。
つまり瀬谷松栄塾は
自立指導塾であり
集団塾であり
個別指導塾であるのです。
世間が決めた枠組みなんてどうでもいい。
瀬谷松栄塾は瀬谷松栄方式で今後も指導していきます。
※「自宅学習と新規入塾生が追い付くまで以外」ICTの活用はあまりできていないため、ICT塾の枠組みは削除しました。