こんにちは。瀬谷松栄塾田中です。
先日、
という自立指導塾についてのブログを書きました。
当塾は個人塾で身体は重くともフットワークは軽いので、その時その時に最適化をしながら指導形態をどんどん変えていっています。
メンバーの能力や、学年ごとの人数によって「やるべきこと」「やったほうがいいこと」「やらなくてもいいこと」は変わっていきます。(やってはいけないことは基本的に変わりません)
その上でですが、結局当塾でやっていること自体は「自立学習」の一言では終わらないんですよね。
一般的な自立学習のイメージは「質問のできる自習室」でしょうか。
当塾の対象中学の近くにもそういった塾はありますね。
(そして申し訳ないですが、そこと一緒にしないでくれとも思っています。)
「自立から自律へ」のようなキャッチフレーズもよく見かけます。というか自分も使っていました。
こういうお話は、言葉の定義が曖昧だと理解がしにくいので、まず意味を書いていきましょう。
【自立】じりつ
《名・ス自》
自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと。
「―心が強い」
【自律】じりつ
《名・ス自》
自分の気ままを押さえ、または自分で立てた規範に従って、自分の事は自分でやって行くこと。
こうなると自律は「やりたくない等という感情に支配されずに、やるべきことをやろうとすること」と言えます。
大人ですら自律することは難しく、その上まだまだ彼らは子どもです。
そういう意味で「自律」することは難しいのは当たり前です。
一方でいつかは身につけなければいけないことでもあります。
ただ少なくとも、当塾のほとんどの生徒は中3時点では「自律」という点ではクリアできているとも言えます。
(それだけでもすごいと個人的には思っています。手前味噌ですが)
一方で、中堅層までは「自分がどこまでできなければいけないか」という判断もできません。
自分ができてるかできていないかの判断も正確にできません。
間違うことも多いと課題の発見やおさえるべきポイント自体が難しかったり、それに対する正しい対応もわかっていなかったりします。そうなると、「自律できている」のに「自立できていない」なんてことも起きてくるでしょう。
そうなると逆に「自律」することはできても「自立」することが難しい、という問題が出てきます。
でもいいんですよ。そんなの。
そういうのこそプロに任せればいい。目標までの距離や課題、行っている行動の問題点の把握。それに対してのアプローチ。そういったものをすべて私がやります。
だからこそ当塾は「質問できる自習室というわけではない」のです。
自立指導塾のメリットは
「費用を安くできること」
「それぞれがそれぞれのやるべきことに取り組めること」
デメリットは
「いい加減な勉強を見逃されやすいこと」
「なにをやるべきかわからないと、時間つぶしの勉強になってしまうこと」
「教えてもらわないと効率が悪い部分とそうでない部分の判断が自分で付きにくく、時間を無駄にしてしまうことがあること」
それらのデメリットのうち前者2つは机間巡視と、帰宅前のノートチェックでかなり防ぐことができます。
最後の点に関しては、出来る限り同じ弱点を持った生徒を同じ日・同じ時間に集め、集団授業を実施することで解決します。
極端に「ある箇所の理解」が低いケースには、まず私が指導ポイントを押さえます。そしてそのポイントに対応するプリントを使った演習、PCによる解説授業(ICT)を行い、その理解をするために必要な基礎知識のインプットをします。そしてある程度力がついてからその箇所をもう一度やってもらいます。それでもわからないようなら個別で説明をします。
実はここまでのやりとりで、同価格の個別指導塾と比べた場合、同等の直接指導時間を確保でき、その上学習時間は倍以上確保できるうえ、9科指導です。学校の提出物についても管理をします。これが当塾では内申点を上げるためのキモになっています。
(そういう意味では最初から上位にいる生徒にはあまり当塾の強みは活かせないかも知れません)
それでもどうしてもできない 個別指導の時間をまとまって取らなければいけないケースにはマンツーマン指導を実施します(別料金)。
自宅学習が必要な生徒に関してだったり、自宅できちんと勉強している生徒にはオンラインで質問対応をしたり、自宅学習を遠隔で監視したりもします(オンライン指導)。
あくまで「生徒の学習時間を宿題以外で確実に確保し」「個別で指導する時間と」「集団指導を併用して」「かかる費用をなるべく減らすことのできる」塾の仕組みを毎年毎年ブラッシュアップしていったらこうなってきました。自立指導塾、と自称しているのはあくまで保護者の方に上手く伝える方法が今のところ思いついていないからです。
つまり瀬谷松栄塾は
自立指導塾であり
集団塾であり
個別指導塾であり
オンライン指導塾であり
ICT塾であるのです。
世間が決めた枠組みなんてどうでもいい。
瀬谷松栄塾は瀬谷松栄方式で今後も指導していきます。